フロム・ミー・トゥ・ユー
「フロム・ミー・トゥ・ユー」小路幸也 集英社
東京バンドワゴンシリーーズの8巻目です。
いつもなら、サチさんが霊界から語って、4話の中編なのですが、この巻は違う。
11話の短編で、語り手がリレーして行く。
藤島直也が語る「縁もたけなわ味なもの」藤島はIT業界の社長、暇を作り出して、古本屋東京バンドワワゴンを訪ねた。
何気ない一言で店主勘一を怒らせてしまった。
ここから長いお付き合いが始まるのです。
隣のカフェから聞こえてくる音楽がフロム・ミー・トゥ・ユー、題名のフロム・ミー・トゥ・ユーに繋がるのです。
堀田家家族にまつわるエピソードもあるし、家族外のエピソードもあります。
「包丁いっぽん相見互い」では、行きつけの小料理屋さんが友達の親子関係の世話焼きをする、とまぁ、こんな場面もあります。
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