中編3篇。
火焔太鼓:さる藩の勤番武士の語り。太鼓を打てば鎮火する、そんな太鼓が国許にはござる。
その太鼓が焼けてしまった。
太鼓の革を求めに山の中の煮え湯の沼の中に求めに行く。
そこから先はむにゃむにゃむにゃ。
一途の念:道端で団子を売っている小娘の語り。貧乏ばなしで、読み続けるのに何日もかかった。
魂手形:語り手はいなせな老人、若いころのお話し。この世とあの世の間にまだ身が定まらない亡霊がいる。それを案内するお話し。
これまでの巻はそれほど怖いお話はなかった。
この七之巻きは怖いよ。火焔太鼓は怖くはない。魂手形は何やら怖い。一途の念は怖いと言うより貧乏が怖い。
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