三河雑兵心得 足軽小頭仁義
「三河雑兵心得 足軽小頭仁義」井原忠政 双葉文庫
徳川家康陣営での足軽出世物語です。
植田茂兵衛は徒侍に取り立てられて、足軽10人を束ねている。
本多平八郎に仕えているが、この若者に付いてやってくれととレンタルされた。
松平連枝だが、没落家系で、まだ少年の松平善四郎なのだ。
家来は誰もいない。盛り立てて育てていかねばなるまいて。
武田信玄が攻めてきて、三方ヶ原で決戦となる。
大負けに負けた。
敗戦の逃亡中、家康を見つけて浜松城への逃げ道を探し出す。
見所ありと、馬廻衆に任じられた。馬廻衆は名門の子弟の集まりだ。反対にあってそれは実現しなかった。
松平善四郎が足軽大将に任用された。
植田茂兵衛は副将として、騎乗の身分になった。
本筋は立身出世物語だが、枝葉の話が面白い。
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