硝子の太陽N-ノワール
「硝子の太陽N-ノワール」誉田哲也 中央公論新社
誉田哲也には、血まみれ誉田と爽やか誉田があります。これは血まみれ誉田のほう。
出だしがいきなり少女への強姦の場面から始まります。
この段階で、読み続けるか読むのをやめるか、決めたほうがええ。
行動を追うと、主人公は警視庁捜査一課の東警部補だ。
ほんとの主人公は歌舞伎町セブン、歌舞伎町を護る行動なのだ。
敵対組織は沖縄から米軍を追い出す組織、新世界秩序のようなのだ。
最後、制裁が下されます。
東警部補の手ではない、歌舞伎町セブンの制裁なのだ。
姫川玲子もちょっと顔を出すが、ここでは脇役の顔出しなのだ。
勝俣警部補(ガンテツ)も顔出しする。
犯人グループがターゲットとする政治家が、官房副長官・和歌山選挙区の参議院議員・世良とは、近似のモデルが思い浮かぶ。
さぞかし気が悪いことだろうな。
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