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2022年2月 4日 (金)

「違和感」の日本史

「「違和感」の日本史」本郷和人 産経セレクト
読んでるうちに既読感が、つい最近読んだような気がする。
そうです、産経新聞のコラム、「本郷和人の日本史ナナメ読み」から収録したものです。
〇江戸時代に鎖国はなかったのか
〇2代将軍が天皇に激怒の「違和感」
〇信長の「天下」とは京都周辺だけか
〇なぜ西郷(せご)どんは大隈重信を嫌うのか
〇「男と女」の立ち位置の行方
〇天皇をめぐる歴史の謎
〇夏目漱石のワケありな門人たち
〇人物を語らない歴史研究でいいのか
真っ向から、史談とか、歴史研究というのではなく、炉辺談話とか講演の語り口のようなお話しが続きます。
語り口は柔らかですが、歴史家にケンカを売っています。
教科書を書き換えたほどの歴史解釈の変更について、違うでしょ、と異議を唱えています。
学者の世界で、主流派、傍流派に分けると、傍流派なのかな、と見立てたくなります。
なんぼエッセイでも、弱みを見せてはいけません。
正直すぎるお人だなぁ、と愛でたくなります。
鎖国篇、2代将軍篇、信長篇、西郷どん篇、人物を語らない篇などは、なるほど、なるほど、と理解が進みます。
男と女篇、天皇篇、夏目漱石篇、などは、新聞掲載時も面白くなかったし、本になっても面白くないです。

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