増山超能力師大戦争
「増山超能力師大戦争」誉田哲也 文芸春秋
血まみれ誉田と爽やか誉田の二系列があります。
緩やか誉田の系列もあるのです。
それが「増山超能力師」のシリーズです。
前作に「増山超能力師事務所」があります。それは短編集。
本編は本気で書いた長編です。オール読物に連載のもの。
会社員が失踪した。その調査を依頼されます。
技術者で、超能力を検出する器具を開発中だった。
中国人が中国軍の依頼で拉致したものだった。
最終章で大転換がある。
超能力師にも主流派・反主流派がある。
その作用で事態が複雑化したものだった。
内容はシリアス、展開は喜劇かファルスか、緩やかなもんです。
血まみれ誉田の比重を下げて、緩やか誉田のウェイトを増せばええのに。
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