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2022年3月31日 (木)

三次の神社、君田を行く、その2、君田北篇(自転車篇)

建物と運動場の間に道がある。辿ってみると、番神の祠だかお堂だかがある。
全国的な解釈では、即ち、ウィキペディア的解釈では、30人の神がいて、ひと月30日、順番に仏の番をし、使いっ走りをする。伊勢神宮や熱田神宮の神々がそんなパシリをするのだという。
ここ君田の解釈では、番神さんは子どもの神さんなのだ。病気から守り、子どもの成長を見守る、子どもが誕生すると、三次人形に姓名・誕生日を書いて奉納する。
どうだい、全国的な解釈から脱して、土俗的だが、納得できるローカル解釈になっていると思いませんか。
さて、引き返そう。この坂道は急過ぎて自転車に乗ったままではよう降りん、登りと同様に押しながら降りていく。
県道に戻って先を進む。稀に人家が現れるが、まぁ、単調な道だよね。
櫃田の谷が広がって耕地化しているところ、下流から、宮の原、御所が原、中野原と名付けてある。その中野原で、田和瀬橋を渡る。
番神の手前に三次人形のキャラクターがある。三次人形とはひな祭りの土人形、番神と祝いとが固く結びついているんだね。番神のキャラ変換に成功した例だよ。
鳥居を潜って社殿に向かう。硝子の扉で反射して中が透けて見えない。横の棚には大量の三次人形の奉納品がある。
この番神信仰は君田でも櫃田だけなんだろうね。下流になると、君田町内でも姿を消している。
それがそうでもないのだよ。
わたしの集落では集落の産土神の祭を春に行う。そのとき家祈祷も一緒に行う、家々の神々を神主が祝詞で読み上げる、屋敷神、祠の神、井戸の神、もろもろ。
某家の読み上げに番神がある。おや、こんなところまで番神が進出している。
君田からの嫁取り、婿取り、その時は番神は連れては来なかっただろうが、子どもが誕生する、番神は子どもの守り神、君田の生家から三次人形と一緒に番神が入って行くことはあることだろうね。

編集が終わりました。
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これは一部分の抜き書きです。
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2022年3月30日 (水)

世代でギャップのある言葉

代表的なのが、だいじょうぶです
高齢者のだいじょうぶですは、OKです、ノープロブレムです、の意味
若者のだいじょうぶですは、ノーサンキュー、の意味
それぞれの世代でも、ときどき混ざって使うことがあるから、意味を汲み取るのは簡単ではない
問題あるね、だいじょうぶです問題

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2022年3月29日 (火)

カペルスキーからマカフィーへ

アンチウィルスソフトのカペルスキーの契約期限が3月末で終了します
カペルスキーはロシア企業です
ソフトに何の問題も苦情もありませんが
わたしから利益を得て、カペルスキーの税金がロシア政府に納付されるのが気に入りません
3年契約でした、3年前はロシアにそんなに嫌悪感はありませんでした

カペルスキーは打ち切って、マカフィーに乗り換えることにします
アンチウィルスソフトは、カペルスキー以外ならどこでもよかったのですが
マカフィーを選んだのは、インストール台数無制限ということが決め手になりました

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2022年3月28日 (月)

わが名はオズヌ

「わが名はオズヌ」今野敏 小学館
「ボーダーライト」を読みました。
これはシリーズものなのだそうな。前作が「わが名はオズヌ」これは読まなきゃ。
南浜高校は問題高、不良のたまり場で評判が悪い。
高校を廃校にして宅地開発する構想がある。
政治家の大立者、真鍋と、土建会社社長の久保井が企てていることだ。
高校生の賀茂晶は学校防衛に立ち上がる。
賀茂晶に降臨した、あるいは、憑依したオズヌが致していることなのだ。
オズヌとは役小角、役の行者として知られている。
前鬼後鬼を従えている。前鬼は水越陽子、賀茂晶の担任、後鬼は赤岩猛雄、元暴走族のリーダー。
オズヌと前鬼後鬼とが学校を守るお話しなんですよ。
本物の役小角についての講釈が長い。
わたしは葛城から吉野の山々を登山で歩いたことがある。
その山域では役の行者伝説を語らずに山を歩くことことはできない。
「わが名はオズヌ」が出版されて20年後、「ボーダーライト」が出版されたんですよ。
20年の年月など関係なく、すぐにその続きを語るような語り口です。

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2022年3月27日 (日)

字書き、筆書きとは言わないよねぇ

絵描き、歌詠み、物書き、ピアノ弾き、笛吹き、太鼓打ち
何を言うとるかというと、これらは、職業としてのアーティストです
ところが
字書き、筆書きとは言わないよねぇ
言うとしても、書家です、書道家です
漢字での職業名はあっても、平仮名での職業名がない
どうしてでしょうね
親しくないのかなぁ

看板屋、ちょうちん屋、字を書く職業が手近にあるから
書家は近寄りがたくて、距離を置くのかなぁ

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2022年3月26日 (土)

佳代のキッチン ラストツアー

「佳代のキッチン ラストツアー」原宏一 祥伝社
「佳代のキッチン」「女神めし」「踊れぬ天使」と続いたシリーズはこれで終わりです。
コロナ騒動で外食業界は大混乱で、キッチンカーは閉店中です。
これではいかん、旅に出よう。
再び旅に出て、相変わらずお節介は止まりません。
第1話、漁師のせがれを怠惰から引き戻す。
第2話、ブラジル移民戻り、東南アジアの出稼ぎ、融和に手を貸す。
第3話、酒造会社の息子を立ち直す。
第4話、中退女子高生を寿司屋に預ける。
第5話、自分の話、佳代、フランス人と結婚する。
これまでは他人へのお節介、最後は自分の踏ん切り。
メニューに詳しいが、著者は何物なんだろう。

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2022年3月25日 (金)

六つの村を越えて髭をなびかせる者

「六つの村を越えて髭をなびかせる者」西條奈可 PHP
西條奈可は、稗史から始まって、長屋ものを経て、いよいよ正史の領域に入ってきました。
最上徳内の伝記です。
高宮伝吉は出羽の百姓の生まれで、算学が秀でていたので江戸に出た。
幕府から蝦夷への見分隊が出るので、下役の竿取として参加した。
足軽身分なので、名を最上徳内と改めた。
これから三度にわたり、蝦夷を探検することになるのだ。
最初の見分、アイヌの言葉を習った。エトロフ島に渡り、置き去りにされたロシア人からロシア語を習った。
松前藩の政治・仕置きは無慚でアイヌには過酷なものだった。
二回目の蝦夷見分、アイヌの反乱の調査だった。
松前藩の政治が過酷なので、たまりかねての反乱だった。
最初の成果、田沼意次から松平定信への政変で、見分隊は追放された。
二回目の成果、江戸に帰ると牢屋に入れられ、幹部は遠島、下役は解雇、松平定信の意向だった。
三回目の蝦夷行はこの本の範囲外のことなのだ。
題名にしては長いのは、アイヌのユーカラかことわざの一節。
その意味は、えーと、読み飛ばしてしまいました m(__)m

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2022年3月24日 (木)

ごろつき国家 ならずもの国家

欧米からの翻訳なんですがね
ごろつき国家 ならずもの国家、こんな言葉が引っ掛かります
このような言葉、会話の中で口走っても
文章で書き残すことはあまりないことです
出典はニュースやSNSで、そこから流れ出ています

日本語に翻訳すると、全然感覚の合わない言葉です
ごろつきとは古臭い言葉だし、ならずものとは聞かない言葉ですねぇ
だらずものは聞いても、ならずものは西部劇映画の題名以外は聞いたことがない

欧米語の言語で、ごろつき、ならずもの、とはどう言うのかを原語で教えてほしい
ギャング?カルテル?フーリガン?なら、そのままの言葉を使えばええじゃん

ごろつき、ならずもの、それが国家と合わせて発せられると、木に竹を接ぐ違和感なんですよ
これまでの翻訳でのお約束、それはもう今の世に合わないんじゃありませんかね

ロシアのウクライナ侵略への論評で、古臭い言葉が出てきました

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2022年3月23日 (水)

分からいでか

分からいでか
標準語、共通語なら、[分からないわけがない]
分からいでか、とは、関西弁でしょうか、関東弁でしょうか
乗りは関西弁ですが、関東の魚市場などに似合いそうな言葉だし
起源はどっちにせよ、世間に染みわたりました
もはや共通語となりました
[分かるさ]、[分かるとも]、従来の標準語ならここまでです
キレ、勢い、[分からいでか]にはとても太刀打ちできません

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2022年3月22日 (火)

探花 隠蔽捜査9

「探花 隠蔽捜査9」今野敏 新潮社
今野敏には各種シリーズがあるが、竜崎警視長、息子の不祥事で警視庁の大森署に署長として赴任した。
カムバックして、今は神奈川県警の刑事部長にいる。
横須賀で殺人事件があって、米軍軍人との関連が疑われる。
日米地位協定が絡んでくる。
現地で調整することになった。
米側は日本人二世の捜査官が乗り出してくる。米軍基地への捜査を巡って論争が起きる。
折しもキャリア同期が県警警備部長として赴任してくる。
警察指揮より猟官運動のほうを目指している男なのだ。
息子はポーランドに留学中だ。息子がポーランドで逮捕されたとの知らせが入ってくる。
さて、このお話し、あの話しを含めて、どのように展開して行くか。

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2022年3月21日 (月)

ワクチンのモデルナ

モデルナという会社名ですがね
モデルという意味かと思っていました=modelna 勘違い
モダンという意味の会社でした=moderna

モデル=業界基準ではなく
モダン=最先端という意味でした

ふぅん、それで
いや、それだけ

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2022年3月20日 (日)

三次の神社、君田を行く、その1、君田南篇(自転車篇)

県道に戻って100メートルも進むと、茂田への分岐にさしかかる。茂田は<もだ>と読むのだよ。<しげた>と読んで教育的指導を受けたことがある。
茂田には東の櫃田から登る道もある。短いが急坂なんだよ。歩くなら構やしないが、自転車では押して歩くことになる。それで南の石原から登る道を選んだのだよ。
急な坂道ということは承知している、それでも大部分の道は漕いで登れる。一部どうにもならない激坂部分がある。そこは下りて歩いて押す。なぁに、歩くとしてもそんなに長い距離じゃないよ。
途中、印象的な個所もないし、ここが半分というポイントも判然としない。ガマン、ガマンで登っていくのだよ。
廃屋に出会う。廃屋の前にたんぼあり。次にはちゃんと生存している民家がでてくる。茂田の生活圏内にはいったのだ。
集会所があって、「介護予防等拠点施設茂田老人集会所」と看板にある。
この手のものはちょいちょいあちこちで見るんだが、老人集会所とはいかがなものか。老人にだけ気を使っているようで、気の使い方が片手落ちじゃないかい。
道の分岐に地図の看板がある。ここ茂田には須佐神社、金屋子神社が記載されている。ゼンリンの地図には茂田神社しか載っていない。茂田神社だけ訪ねる、それでええんじゃないかな。
地図の看板から茂田神社までは激坂で自転車を押して登る。距離は短いからそこはガマンしよう。
登り詰めたところに茂田神社がある。尾根の乗越が平坦になったところなんだよ。神楽殿がある。
ここには名高い茂田神楽団があって、ポスターには茂田神社の神楽殿での奉納神楽の写真をよく見かける。神社中庭に観客は座って見ているのだ。これがそのポスターの現場なんだよ。

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2022年3月19日 (土)

ボーダーライト

「ボーダーライト」今野敏 小学館
横浜みなとみらい署暴対係からのスピンオフものです。
神奈川県警の少年捜査課、高尾巡査部長と丸木巡査がここでの主人公。
神奈川県の少年がなにやら荒れている。それを探りに巡回している。
生安本部長ではなく、組対本部長に呼ばれた。
みなとみらい署に行って赤岩から話を聞いてくれ。
ここからみなみらい署の諸橋係長、城島係長補佐とのタイアップ捜査が始まる。
話しをハショリます。
スカGというバンドでミサキが煽っているらしい。
歌の影響で、青少年が犯罪に手を染めているらしい。
ここで登場するのがオズヌ=役小角、賀茂に降臨して姿を現すのだ。
降臨から去ると、賀茂は頼りない高校生にすぎない。
さて、オズヌはミサキに対して----

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2022年3月18日 (金)

代名詞としての「やつ」

本来はひとに対しての蔑称だったはずです
現在は、ものを指しても、やつと言います
別に蔑んでも憎んでもいるわけじゃありません
蔑称、尊称の区別なく、中立のレベルで代名詞として使われます

最初はプライベートな範囲でした
次第に使用範囲が広がって
今では社内会議の中でも遠慮なく口にします

良家のお嬢さんがあられもない言葉を(◎_◎;)
いいえ、尊卑のタガを脱して、人畜無害の代名詞だから使います
言い切るのに便利だから使われます
コマーシャルにも使われるし、この先、宮中の歌会始ででもポロっとこぼれるかもしれません

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2022年3月17日 (木)

三河雑兵心得<八>小牧長久手仁義

「三河雑兵心得<八>小牧長久手仁義」井原忠政 双葉文庫
本能寺の変の後処理は羽柴秀吉が政権を取った。
徳川家康は駿河・甲斐・信濃を傘下に収め、国人衆の慰撫に勤めている。
東信州には大久保忠世を総奉行に置いた。
植田茂兵衛は大久保忠世の与力に付けられた。
織田家を簒奪されて、織田信雄は腹を立てている。
徳川家康と連合を組むことを図った。
小牧長久手の戦で信雄家康連合軍は勝った。
しかし、信雄は秀吉と講和を結んでしまった。
秀吉は家康に大阪城へ伺候するよう申し付けた。
徳川家臣はだれもが大反対、家康が声を掛けた。
植田、おまんの存念を申せ。
ええい、やけくそだ、鉄砲の数からして、わが方は負けまする。
終わり方が尻切れトンボ、続篇があるとの予告ですね。

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2022年3月16日 (水)

マスカレード・ナイト

「マスカレード・ナイト」東野圭吾 集英社
ホテル・コルテシア東京、大晦日のカウントダウン・パーティ、仮装で入場することがドレスコードになっている。
まさに、マスカレード・ナイトですねぇ。
殺人事件の犯人がパーティに現れると密告があった。
新田警部補はフロントマンとして潜入し、犯人を捜すよう命令を受けた。
前作で指導を受けた山岸尚美はコンシェルジェに異動していた。
代りに、氏原というホテルマンが付くことになった。
厳格なホテルマンで、迷惑がってフロント業務に触らせもさせない。
客の数だけストーリーがあって、脇筋のお話しなのやら本筋のお話しなのやら、見当もつかない。
どうせ、本筋についてはネタバレの懸念があるから黙っています。
なかなかホテルの仕事というのは奥が深いと感服してしまいます。

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2022年3月15日 (火)

日本語のここが外国人には苦手

促音(そくおん)です
「がっこう」「さっぱり」などの語で、小さく「っ」と表記される音

高名な外国人、立て板に水で達者なんですが
がっかり、すっきり、言った、などなど、ここでちょっとボロが出ます
一拍ぶん、きっちりと粒だっていないので、ザンネン感が尾を引きます

欧米系もアジア系もここがウィークポイントです

俳句を声出して詠んで、五七五と指を折って数えましょう
「っ」もちゃんと指を折るのだよ、こう指摘すると、外国人にも理解の助けになります
たたたった ぱぱぱぱぱっぱ たたたった これが日本語の語調だよ、と教えましょう

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2022年3月14日 (月)

ソフトが全然開かない

ソフトが全然開かない
ブラウザが全然開かない
開かない訳じゃないのですよ、ちょっとずつ開いていく、ほとんどカタツムリ
こんな事ではどうにもならない、今日は閉店
シャットダウンしようとすると、ウィンドウズの更新がありました

なるほど、それでソースの大部分を更新に使い果たして
ソフトにもブラウザにも、ちからを割く余裕が全然なかったんだな

何かのウィルスに侵されたのかと心配しましたよ

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2022年3月13日 (日)

三次の神社、河内を行く(自転車篇)

やまが産直市の建物がある。この交差点を直進するんだよ。大部分の車は右折する。直進する車は少数派なんだよ。
この先で、道は扇状に三つに分かれている。一番左の道を行くのだよ。右に行けば国道54号線で神野瀬川に架かる神明橋のところに出る道なのだよ。真ん中の道は民家の庭先に続く道。
左の道も民家に続く道、地図によると竜王神社はこの先にあるはずなのだよ。グーグルマップを拡大すると神社の姿が見えてくる。ここにあることは間違いないのだが。
たんぼの横の道に立札があって、無断通行禁止(地主)とある。この道だろうな。まさに無断通行しようとしているんだが勘弁してね、通る許可を与えてくださいね。自転車はここに置いて歩いて行く。
道の草も刈ってあって、軽トラのタイヤ跡も見える道だよ。道はぐるっと反転して山の上に登って行く。
あった、鳥居があって、神楽殿があって、狛犬があって、本殿がある。鳥居には竜王神社と扁額がある。
看板があって、江戸時代から信仰を集めていたが、大正時代に神社統合の官令があって、天津神社に統合された。昭和の某年、夜中に誰かが御神体を運び出して元の神社に安置した。
それが氏子の賛同を得て、今に至る、とまぁこんな内容です。
神社の境内には草も生えていないし、手入れが行き届いている。一旦は廃社になったのに復活したとはなかなかのもんです。

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2022年3月12日 (土)

マスカレード・ホテル

「マスカレード・ホテル」東野圭吾 集英社
舞台とするホテルの名前はマスカレード・ホテルじゃありません。
ホテル・コルテシア東京がその名前です。
連続殺人があって、次の殺人現場はホテルになりそうだ。
警察は、ホテルに刑事を潜り込ませる。
フロントに一人、ベルボーイに一人、ハウスキーピングに三人、刑事を配置する。
映画ではフロントマンが木村拓哉、教育係が長澤まさみ、だそうです。
ネタバレになるから、本筋の殺人事件には触れない。
ホテルが舞台だけに、いちゃもんを付けて部屋のグレードアップを図る事件、ホテルの備品持ち出し事件、有名人がホテルを浮気に使う事件、脇筋が豊富にある。
刑事が鍛えられて、フロントマンに仕立てられていくところが秀逸、ははぁ、ホテルとはこいうものなのか。

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2022年3月11日 (金)

課長代理心得

わたしの若いころのお話しですがね
係長から課長代理に昇進するのに
課長代理心得に留めるとの案が出たそうです
さすがに心得はいかがなものかと、その案は退けられ、課長代理に任じられました

心得とは ほぼ同等なんでしょうかね、未満なんでしょうかね
役職手当は付くのか、付かないのか
その後も、課長代理心得に任じられた事例はありません

勝海舟が軍艦奉行並に任じられています
これは心得と似たようなものなのかしら
筆頭か次席かを示すものなのかしら

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2022年3月10日 (木)

うらにもいろいろ

うらわかい
うらさびしい
うらめしい
うらやましい

前のグループと後のグループに分かれます

最初と二番目は、うらは副詞で、わずかに、なんとなく、の意味
三番目は、うらむが語幹、うらむから変化したもの
四番目は、うらやむが語幹、うらやむから変化したもの

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2022年3月 9日 (水)

なるほど なるへそ

なるほどと相槌を打つ人がいる
なるへそと相槌を打つ人がいる
なるほどがなるへそにどう変化したのか

なるは なるひ なるふ なるへ なるほ

なるほを言い換えてみて、なるへが一番滑舌が楽だ
なるへ と言い換えてみよう

なるへの次はオ音がくる

なるへお なるへこ なるへそ なるへと なるへの なるへほ 以下省略

なるへそが一番滑舌が楽だ
[へそ]が意味を成している言葉だけにさらに有効だね
ということで、なるへそが出来上がった、のじゃないでしょうか、知らんけど

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2022年3月 8日 (火)

ものの数え方

今どきの数え方なんですがね
年齢、学年、違いを示すには、いっこ、にこ、なんです
わたしら老齢世代は、いっさい、にさい、でした
あるいは、ひとつ、ふたつ、と言ったかなぁ

ついでにもうひとつ
係長などの職制も、いっこ上、と数える、そんな職場もあるそうです
巡査、巡査長、巡査部長、警部補、警部

これは余計なことですが
巡査部長と部長が同じフロアに両方のデスクがあることはないそうです 
だから、巡査部長と部長を呼び間違おうにも間違えることはない、のだとさ

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2022年3月 7日 (月)

お寺はじめました

「お寺はじめました」渡邊源昇 原書房
著者の肩書は日蓮宗越谷布教所源妙寺住職
冷やし中華はじめました、そんなノリかと思ったが、極めてマトモな内容です。
ごく普通のサラリーマン家庭の息子で、お坊さんになるのを志して、15歳で身延山に入門する。
身延山高校に入学、周囲はお坊さんになる子ばっかり。
15歳、高校一年生でお坊さんになる下地は築かれたのだそうな。
どんなに修行が辛くても、その一年に比べれば、軽い、軽い。
立正大学仏教学部で僧侶になる研鑚を積み、「信行道場」での荒行三十五日、やっと僧籍を得ます。
自分で寺を開く、埼玉県越谷を拠点としました。
民家の借家に寺を開いたのが平成二十七年、平成二十九年には土地を取得してお堂の地鎮祭を迎えています。
その二年間、どうしたの。どのように資金を得たのか、寄進があったのか。
そこは語っていません。そこが知りたいのだがなぁ。

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2022年3月 6日 (日)

カエルの音読み

カエルは漢字で蛙と書きます
おぼろげな記憶では、蛙は音読みでは<あ>と読むはずです
ほんまに?<けい>ではないの
違います、<あ>と読むのです、ネットで検索しました

そう読むんだからしゃぁない、これが答えです
思いも寄らない読み方ですが、これが世間の現実なんです

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2022年3月 5日 (土)

接続詞の「あと」第二弾

去年の3月に、発見しました、[あと]は接続詞です、そういうスレッドを発しました。
さらにもうちょっと膨らまします。

どうして[あと]が有効なのか、使い易いのか。
それはね、言葉尻を他人に渡さないようにするため。
即座に[あと]と続ければ、会話の主導権を自分がキープできるから。
[それでね][言い足すとね]これではフレーズが長いのですよ。
[あと]は瞬発で挟み込めて、使い勝手がよろしいのです。
そんなこんなで、[あと]が世の中に定着するようになりました。

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2022年3月 4日 (金)

大義 横浜みなとみらい署暴対係

「大義 横浜みなとみらい署暴対係」今野敏
7篇の短編小説集です。
主人公は、暴対係の係長が諸橋警部、同期の城島警部補が係長補佐。
部下に、ヤクザと同じ風采のものあり、弱そうに見えるのに武道の達人あり、暴対に置いておくのが惜しいPCの達人あり。
監察で笹本警視、二人を目の敵にしているように見えるが、実は認めている。
神風会の神野組長、岩倉代貸、たった二人の組、暴対二人の相談相手なのだ。
7篇それぞれ、主人公が入れ替わりながらお話しが続いて行く。
雑誌「読楽」に連載のものだそうな。
「読楽」て雑誌、本屋で見たことがないなぁ。
地方書店だから取り扱っていないのだろうか。

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2022年3月 3日 (木)

双三農免道(吉舎から国道375)往復(自転車篇)

これだけ何度も吉舎に通うと、双三農免道も行かなきゃ、吉舎コンプリートとは言えないよね。行きましょう、行きましょう。
例によって、三次市役所吉舎支所の駐車場に車を止める。ごめんね、毎回目的外駐車で申し訳ない。まぁ、吉舎の見聞を深めるのが目的だから、拡大解釈でOKということにしてね。
巴橋、毘沙門橋を渡って、国道184号線をちょっとだけ行く。吉舎大橋を渡る。馬洗川に架かっているのだよ。
橋の袂からすぐに双三農免道が始まる。今では双三郡は合併で消滅したが、農免道が建設された当時はまだ双三郡はあった。名称と地域名がマッチしていたのだよ。
双三農免道と呼ぶか、双三農免農道と呼ぶか、双三広域農免道と呼ぶか、人によってまちまちでね、どれで呼んでも通用するんだよね。
最初から坂道になる。坂道の途中でカイハラの吉舎工場に向かう道が分岐する。農免道を通っても、カイハラへ向かうトラックのほうがはるかに多いのだよ。
山蔭、日陰で積雪がタイヤに踏み締められて凍結している。その凍結に踏み込んだら、自転車のタイヤが横に滑って体は自転車から放り出されてしまった。
雪が融けて、融けた水は夜の寒さで氷になって、道路全部がツルツルなのだ。靴も滑って立つことも出来ない。
なんとか道の脇に自転車を引き寄せて、残雪の上を踏んで通り抜ける。
まだ登りでよかったのだよ。下りで滑るとツルツルと滑っていってしまう。そんな場面にトラックでも来たら悲惨なことになることだろうよ。山蔭の雪にはじゅうぶん注意しなくてはね。

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2022年3月 2日 (水)

ノーマンズランド

「ノーマンズランド」誉田哲也 光文社
ちょっと昔の頃、女子高校生が北朝鮮に拉致された。
そして現在、姫川玲子は若い女性の殺人事件を追っている。
容疑者は別件で他の署で逮捕されたのだそうな。
その署に乗り込んでみたが、追い払われた。
探ってみると、実にズサンな捜査で逮捕している。
事件を覆して、こっちの捜査本部に身柄を引き取らなきゃならない。
一方、ガンテツ、勝俣警部補、国会議員の大物の私兵となって働いている。
私兵となった最初のいきさつ、今なお私兵として働いているこの現状。
拉致された娘の恋人は自衛隊に入った。特殊部隊に入隊して、北朝鮮に救出に行くことを目指している。
これも血まみれ誉田の系列です。
ゼンダマがアクダマを拷問して、最後は殺します。
血まみれなんだけど、この場合は清々しい。爽やか誉田の片鱗がうかがえます。

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2022年3月 1日 (火)

2月に読んだ本

2月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3127
ナイス数:59

増山超能力師大戦争 (文春文庫)増山超能力師大戦争 (文春文庫)感想
血まみれ誉田と爽やか誉田の二系列、緩やか誉田の系列もある。それが「増山超能力師」のシリーズです。前作に「増山超能力師事務所」がある。それは短編集。本編は本気で書いた長編だ。会社員が失踪した。その調査を依頼される。技術者で、超能力を検出する器具を開発中だった。中国人が中国軍の依頼で拉致したものだった。最終章で大転換がある。超能力師にも主流派・反主流派がある。その作用で事態が複雑化したものだった。内容はシリアス、展開は喜劇かファルスか、緩やかなもんです。血まみれ誉田の比重を下げて、緩やか誉田のウェイトを増せば
読了日:02月26日 著者:誉田 哲也


「影の首相」官房長官の閻魔帳 政権を左右する権力の光と闇「影の首相」官房長官の閻魔帳 政権を左右する権力の光と闇感想
平成令和の歴代の官房長官30人を五段階評価しています。☆五つは梶山清六だけ。☆ゼロは河野洋平だけ。中には、そんな官房長官いたかな。わたしの記憶に残っていない人物もいます。菅義偉は優秀な官房長官だったが、自分の官房長官には菅義偉を起用できなかった。著者は産経新聞の記者、現役の記者から執行役員論説委員長に登り詰めています。昔は、渡辺恒雄、細川隆元などの記者を越えた記者もいました。最近は名物記者はテレビ局記者に奪われてしまって、紙媒体はあきまへんなぁ。出版社はビジネス社、反中本、嫌韓本で鳴らしている出版社です。
読了日:02月23日 著者:乾 正人


ワトソン力(りょく)ワトソン力(りょく)感想
ワトソンとは、シャーロック・ホームズの相棒ワトソンのことだ。主人公は警視庁捜査一課の和戸宋志、彼がいると周囲の推理が活発化し、検挙率十割を誇っている。和戸はこの作用をワトソン力と呼んでいる。この小説はえらくクラシックなのだ。密室もの、アリバイ崩し、どれもこれもスタイルが古い。甚だしきは、アメリカへ渡る旅客機内で殺人事件が起きている。究極の密室だ。わたしが思うには、松本清張以来、探偵小説は推理小説に進化してしまった。動機、事件の背景、これが小説の主眼になってきた。これではわくわくするようなものにはなりません
読了日:02月21日 著者:大山 誠一郎


なぜ戒名を自分でつけてもいいのか (サンガ新書)なぜ戒名を自分でつけてもいいのか (サンガ新書)感想
サブタイトルは、ブッダの教えから戒名を考える。世間では戒名は寺から付けてもらうものだと考えています。いいえ、戒名はなくてもええのです。自由戒名で自分でつけてもええのです。とは言っていますが、寺の怒りを買って、檀家を追放されるかもしれません。問題がないのは、ペットの戒名をつけるだけ、もちろん、寺を介さず自分でつけます。著者は東京工業大学の教授、理論的に言えばこういうことだと言っているだけです。僧侶がこういう本を書いたら結論はこのようにはならないはずです。理論と現実は違うものです。よぅく考えて行動しましょう。
読了日:02月19日 著者:橋爪大三郎


ドンナ ビアンカ(新潮文庫)ドンナ ビアンカ(新潮文庫)感想
主要人物は三人、越田酒店の配達人村瀬、キャバクラの瑤子(楊白瑤)、外食チェーンの専務副島。現在進行形のストーリーではなく、日にちが戻ったり進んだりのストーリーで把握に難儀する。誘拐事件が発生する。専務と店長が誘拐されて、二千万要求する事件が発生する。瑤子は専務副島の愛人、副島の要求で村瀬は瑤子と偽装結婚させられる。あくまで偽装、夫婦は共に暮らしてはいない。誘拐事件の顛末は、読むに耐えない。読まないほうをお勧めする。誉田哲也の血まみれ誉田の側面が出ている。ドンナビアンカとはイタリア語で白夫人、マダムホワイト
読了日:02月17日 著者:誉田 哲也


サンセット・サンライズサンセット・サンライズ感想
コロナでテレワークが始まって、西尾晋作は岩手県に近い宮城県北の宇田浜に移った。魚が釣れるからだ。本人は魚釣りが趣味なのだ。物件を発見した。東日本震災で一家が災害に遭って、それ以来未居住なのだ。家主は町役場勤務、空き家対策を担当している。父親は漁師。隣のおばあちゃんが亡くなって、空き家をどうするか、の相談に乗る。晋作の勤務先は大企業、テレワークの移住先として会社に提案した。意外にも取り上げられて、空き家借り上げが推進されることになった。お話しはとんとん拍子に進んで行く。晋作本人は思いがけない身の振り方を選択
読了日:02月16日 著者:楡周平


特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来感想
第20回(去年)「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作品です。弁理士・大鳳未来と弁護士・桃愁林は共同でミスルトウ特許法律事務所を運営している。今回は特許権を犯していると警告が来た件だ。モノの特許権なら理解がし易いが、この件では撮影技法が特許になっている。ユウチューブで、いかにビューを勝ち取り、ライバルを蹴落とすか、これが焦点なのだ。特許権者がいて、使用権獲得者がいて、争うべき対象者がいる。訴訟に持ち込むか、訴訟前の和解に持ち込むか、特許の不成立を争うか。そこはこの小説のキモだから語らない。結果は完全勝利
読了日:02月09日 著者:南原詠


歌舞伎町ゲノム (中公文庫)歌舞伎町ゲノム (中公文庫)感想
歌舞伎町セブン、彼らは現代版の必殺仕事人だと思ってちょうだい。警察裁判所も及ばない悪人に天誅を下す、そういう仕事なんです。歌舞伎町セブンのメンバーは、現役の警察官あり、やくざの組長あり、先代のセブンの生き残りあり、多彩です。前作「硝子の太陽Nーノワール」でメンバーの一人が殺された。新しく掃除屋(死体の処理も含む)がメンバーに加わった。公序良俗に反するお話しなんですよ。セブンのメンバーもターゲットも読むに耐えない描写がある。その点、必殺仕事人なら絵空事として読み流せる。現実の続きで架空のお話しと読み流せない
読了日:02月07日 著者:誉田哲也


日本語はこわくない日本語はこわくない感想
月間誌PHPに「なるほど!日本語術」のタイトルで連載したものです。別に、日本語は怖い、という問い合わせに答えたものじゃありません。第1章 敬う日本語ー敬語だって変化する 第2章 書き分けたい日本語ールールはあるけど 第3章 似ている日本語ーどこか違うらしい 第4章 こわくない日本語ー正しさはあなたが決める 第4章の中身は 「ら抜きことば」を見分けるには? 「全然」の下は肯定も否定も「アリ」 なんでも1個、数え方は単純化する? ことばを重ねた重言、楽に考えよう 「普通においしい」って、どんな意味? 以下省略
読了日:02月06日 著者:飯間 浩明


「違和感」の日本史 (産経セレクト S 22)「違和感」の日本史 (産経セレクト S 22)感想
産経新聞のコラム、「本郷和人の日本史ナナメ読み」から収録したものです。真っ向から、史談とか、歴史研究というのではなく、炉辺談話とか講演の語り口のようなお話しが続きます。語り口は柔らかですが、歴史家にケンカを売っています。教科書を書き換えたほどの歴史解釈の変更について、違うでしょ、と異議を唱えています。学者の世界で、主流派、傍流派に分けると、傍流派なのかな、と見立てたくなります。なんぼエッセイでも、弱みを見せてはいけません。正直すぎるお人だなぁ、と愛でたくなります。再読の本でした。
読了日:02月04日 著者:本郷 和人


三河雑兵心得(7)-伊賀越仁義 (双葉文庫)三河雑兵心得(7)-伊賀越仁義 (双葉文庫)感想
植田茂兵衛の戦国出世物語です。本能寺の変に立ち会って、主君徳川家康に急報に向かう。枚方で出会った。三河に戻る道は伊賀を通る道に決めた。茂兵衛と本多平八郎は殿軍を引き受けることになった。穴山梅雪の最後を見届けたり、落武者狩りを撃退したり、オオゴトだった。伊賀の柘植で家康一行に追いついた。浜松に帰って、甲斐信濃は無主の土地、接収することにする。服部半蔵の汚い働きを見たが、こういうこともあるよなぁ。認めるところもあった。次作は、小牧長久手の戦だそうな。番方・役方に分けると、非軍事では役立たず、番方の男なのだなぁ
読了日:02月01日 著者:井原 忠政

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