わが名はオズヌ
「わが名はオズヌ」今野敏 小学館
「ボーダーライト」を読みました。
これはシリーズものなのだそうな。前作が「わが名はオズヌ」これは読まなきゃ。
南浜高校は問題高、不良のたまり場で評判が悪い。
高校を廃校にして宅地開発する構想がある。
政治家の大立者、真鍋と、土建会社社長の久保井が企てていることだ。
高校生の賀茂晶は学校防衛に立ち上がる。
賀茂晶に降臨した、あるいは、憑依したオズヌが致していることなのだ。
オズヌとは役小角、役の行者として知られている。
前鬼後鬼を従えている。前鬼は水越陽子、賀茂晶の担任、後鬼は赤岩猛雄、元暴走族のリーダー。
オズヌと前鬼後鬼とが学校を守るお話しなんですよ。
本物の役小角についての講釈が長い。
わたしは葛城から吉野の山々を登山で歩いたことがある。
その山域では役の行者伝説を語らずに山を歩くことことはできない。
「わが名はオズヌ」が出版されて20年後、「ボーダーライト」が出版されたんですよ。
20年の年月など関係なく、すぐにその続きを語るような語り口です。
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