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2022年3月31日 (木)

三次の神社、君田を行く、その2、君田北篇(自転車篇)

建物と運動場の間に道がある。辿ってみると、番神の祠だかお堂だかがある。
全国的な解釈では、即ち、ウィキペディア的解釈では、30人の神がいて、ひと月30日、順番に仏の番をし、使いっ走りをする。伊勢神宮や熱田神宮の神々がそんなパシリをするのだという。
ここ君田の解釈では、番神さんは子どもの神さんなのだ。病気から守り、子どもの成長を見守る、子どもが誕生すると、三次人形に姓名・誕生日を書いて奉納する。
どうだい、全国的な解釈から脱して、土俗的だが、納得できるローカル解釈になっていると思いませんか。
さて、引き返そう。この坂道は急過ぎて自転車に乗ったままではよう降りん、登りと同様に押しながら降りていく。
県道に戻って先を進む。稀に人家が現れるが、まぁ、単調な道だよね。
櫃田の谷が広がって耕地化しているところ、下流から、宮の原、御所が原、中野原と名付けてある。その中野原で、田和瀬橋を渡る。
番神の手前に三次人形のキャラクターがある。三次人形とはひな祭りの土人形、番神と祝いとが固く結びついているんだね。番神のキャラ変換に成功した例だよ。
鳥居を潜って社殿に向かう。硝子の扉で反射して中が透けて見えない。横の棚には大量の三次人形の奉納品がある。
この番神信仰は君田でも櫃田だけなんだろうね。下流になると、君田町内でも姿を消している。
それがそうでもないのだよ。
わたしの集落では集落の産土神の祭を春に行う。そのとき家祈祷も一緒に行う、家々の神々を神主が祝詞で読み上げる、屋敷神、祠の神、井戸の神、もろもろ。
某家の読み上げに番神がある。おや、こんなところまで番神が進出している。
君田からの嫁取り、婿取り、その時は番神は連れては来なかっただろうが、子どもが誕生する、番神は子どもの守り神、君田の生家から三次人形と一緒に番神が入って行くことはあることだろうね。

編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これは一部分の抜き書きです。
全体の姿は下のリンクからお出でください。

http://sherpaland.net/bike/2022/bike-220328-kimita2/bike-220328-kimita2.html

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