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明治初期の郡制施行により、郡の名前、町村の名前が登録されました。当時の登録名が川地村、上川立・下川立の[川]、上志和地・下志和地の[地]、両者の名前の合成で川地村が誕生したものでしょう。
※個人の感想です。公の見解かどうかは知りません。
近所に、和田村=[和]知+向江[田]、神杉村=廻[神]+高[杉]、君田村=入[君]+櫃[田]、など、この種の合成はなんぼでもあります。
近年は、、三和町、豊栄町、福富町、大和町、など、美称麗名が流行しています。
川地は[かわぢ]か[かわち]か、誕生の経緯からすると、[かわち]でなきゃなりません。川地小学校のホームページは[かわちしょうがっこう]となっています。
川地コミュニティセンターの駐車場に車を止める。一言 事務所に許可を求めておく。これで安心して車を放置できる。車から自転車を引き出して、いざ、出発。
コミュニティセンターの隣りが芸備線志和地駅なんですよ。ちょうど、列車が同時に入線してきた。ここで列車のすれ違いをするんだよ。
踏切を渡って鳥居が見えている。鳥居には志賀神社と扁額が掲げてある。由緒の看板がある。それによると
祭神は品陀和気命、ホンダワケなら八幡神社だよねぇ。もともとは八幡神社で、明治期に志賀神社と改称したとある。なぜ?さぁ。
かっては背後の山の中に神社があった時期もあったのだそうな。山の名前が明光山、わたし、登ったこともあります。
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洪水の時など、水の流出口がないと、堰堤の上を越えて、水勢で堰堤が崩壊してしまいます
ダムや池で大雨の時溜まった水が流出する出口を
なんとなく、オーバーフローとでも言うのだろうと思っていました、あるいは、溢水口とも
あれの正式名称は、治水ダムなら洪水吐、発電ダムなら余水吐と呼ぶのだそうです
洪水吐=こうずいばき、余水吐=よすいばき
へぇぇ、ばきと呼ぶのかい、てっきり音読みするのだろうと思っていた
おそらく、江戸時代からの土木用語が連綿と伝わっているのでしょうね
郡奉行の職責は年貢の取り立てだけじゃない、治山治水もその内にありました
奉行所の役方の中には、普請方があって、その役目を果たしていました
その血肉が洪水吐として、今なお伝わっているのでしょうね
おまかせあれ、について語ると、なにやら日本語として怪しげです
おまかせあらない
おまかせあります
おまかせある
おまかせあるとき
おまかせあれば
おまかせあれ
おまかせあろう
会話・文章として成り立っていない活用の段もあります
理由は、疑似日本語、ありそうもない日本語構文だからだろうと思います
おまかせあれと言われても、命令形なのに命令されている気がしない
架空の日本語なんでしょうね
漫画チックに仕立てた日本語なんでしょうね
おまかせください、と聞けば違和感はありません
おまかせあれ、には日本語とは違う風味が振り掛けてあるのです
笑いを求めているのならこれでよろしい、この風味が笑いを起こしてくれます
なんちゃって日本語だからです、日本語の崩れを楽しんでいるのです
「コルトM1847羽衣」月村了衛 文芸春秋
読み捨て娯楽小説です。
ヒロインは羽衣お炎、渡世人です。生まれ育ちは定かじゃない。
コルトを操ります。コルトM1847、ふわっと頭から背中に白い被衣(かつぎ)をかぶっているから、羽衣と名乗る。
始まりは股旅小説のノリで進んで行きます。
佐渡の金山に乗り込んでいく。
玄人の与四松が助っ人です。
玄人とは渡世人じゃない、そうじゃないが、同じ稼業の中にいます。
このあたりから、伝奇怪奇小説に変わっていきます。
佐渡の坑内にはオドロ様がいて、坑内の人夫大工はオドロ様を信仰しています。
対立軸は薩摩藩士、オドロを陰で操っています。
見かけハッピーエンドなんだが、どこがハッピーエンド。
もやもや感を残して終わっています。
この辺は下津河内という地名なのだよ、<しもつこうち>と読む。山の上の中垣内と字並びが似ている。<しもつこうち><なかがいち>と読むのだよ。
人名にもあって、バレーボールの日本監督は中垣内だし、耳の聞こえない作曲家に佐村河内がいて(大騒ぎになったよなぁ)、現役の頃、会社の社員に後河内というのがいたよなぁ。
江の川沿いの平らな道をせっせと漕いで進む。丸大ハムの工場があって、その前の三叉路を右折する。旧踏切を越えて、ここからは道を迷いながら山裾の道に出る。
山裾の道を進むと、なんの案内もないが、コンクリートの階段が現れる。これが八坂神社への階段だな。ドンピシャリ、当たりました。階段を登れば八坂神社に出会う。
これが八坂神社だと言っているのは一社だけなんですよ。
bing で地図検索したら、microsoft の地図が出た。そこに八坂神社だと書いてあったのです。国土地理院、グーグルマップ、地図会社各社のURL、どこにもない。
大多数がないとしているのに、あると主張している、その通りあったのだから、八坂神社と名前を上げているのは信用してええだろうね。
国道54号線に合流して、次の信号交差点が落岩、左折して最初の辻、コンクリートの階段があるぞ。これは怪しい、この階段に違いない。
階段を登ってみると、またもやドンピシャリ、黄幡神社でした。これが鳥居の扁額、社殿は小さいが清々しいよ。
黄幡神社は<きはた>と読むのではないのだそうな、<おうばん>と読むのが正しいのだそうな。賽の神、道祖神と同じ流れのもので黄幡神(おうばんじん)なのだそうな。
スサノオ信仰と結びついて、八坂神社祇園神社と同流と目されているそうな。半径1キロの周辺に須佐之男神社、八坂神社がある。スサノオの勢力圏の証拠だよねぇ。
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「清明 隠蔽捜査8」今野敏 新潮社
竜崎は神奈川県警刑事部長の職にいる。
県境で殺人事件が起きた。
現場は町田市だが、楔状に突き出していて川崎市と横浜市に囲まれている。
警視庁と神奈川県警の合同捜査本部を立てることになった。
被害者は中国人で、不法侵入者のようだ。
加害者も浮かんできて、中国人と思われる。
さらに、中国公安の手のものと推定される。
日本の公安も絡んできて、竜崎、どうする。
いつものように原理原則を貫くのか。
折しも、妻がペーパードライバー講習を受ける。講習中、柵にぶつけてしまった。
運転講習所の所長は県警OB、ノンキャリアの出で、キャリアには敵愾心を持っている。
どう処理する。
隠蔽捜査、本篇9作、スピンオフ2作、全部読みました。 隠蔽捜査9は一ケ月前、スピンオフは数年前に読んでいました。
次作はいつ出版されるのかな。
「左遷社長の逆襲」坂巻久 朝日新聞出版
著者はキャノン電子会長、物語の主語は酒巻と書いていて、私とは書いてない。
主観的な記述を避けて、客観的な記述でありたいためだそうだ。
題名からすると、おのれ、キャノンめ、左遷しおって、復讐だ、復讐だぁ。
そんなもんじゃありません、キャノン常務から子会社に行くのは淡々と受け入れています。
キャノン電子とは東証上場で、キャノンの子会社です。
逆襲とはこういう意味、赤字会社を黒字会社に建て直し、次の時代のメシノタネを開発するぞ。
無駄を省くことをアカスリと称しています。
経費を省くと利益が生まれ、昇給原資が誕生します。
黒字体質の会社に変わったら、次は次世代のメシノタネ。
人工衛星に目を付けます。
人工衛星のカメラ部分はお手の物、あとはロケット。
民生用の普及資材を使って豪快なコストダウン。
自社ロケットを飛ばせて、官に拠らない打ち上げ基地を和歌山県串本に整備します。
ここに粟屋神社がある。なぜこんな村外れに粟屋神社があるのか。中ノ村の大集落と西粟屋の中間にあるから、位置は両方の顔を立て、名前も粟屋神社と丸めた名前にしたんだろうね。
鳥居の扁額はこんな風。石段を登って、本殿は、正面の幅が狭いのだよ。背丈が高いから鋭角三角形の建物が立っているような印象があるよ。
下青河の対岸・粟屋側に治山工事で防壁を建設するのと同時に県道を移設して新道を建設してある。
太歳神社に行くのに新道ではなく旧道を行けば行きつくだろう。
おばあさんがいる、聞いてみよう、太歳神社はどこでしょうか、どうやら廃止になったのだそうな。それじゃぁしょうがないね。先を急ごう。
粟屋の社やしろがあるとゼンリンの地図にある。なさそうだよ。たんぼにいる人に聞いてみる。そがぁな社や祠はありゃぁせんよぉ。ここも訪ね当たらず、諦めて先を急ごう。
このあたりに粟屋稲荷天明神があるはずなのだ。ゼンリンの地図で見たのだよ。たんぼの人に聞いてみたが、指さす方向は大鳴門神社の方向だ。粟屋稲荷天明神は知らないみたい。
やれやれ、三連続で探す神社が見当たらない。
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「信長、鉄砲で君臨する」門井慶喜 祥伝社
題名を見ただけで何が書いてあるか分かる、「家康、江戸を建てる」「東京、はじまる」「なぜ秀吉は」などなど。
連作小説です。
「鉄砲が伝わる」種子島の領主が鉄砲のコピーに成功した。
「鉄砲で殺す」信長は吉法師のころ根来寺で鉄砲生産を見た。鉄砲を軍制に装備した。
「鉄砲で儲ける」今井宗久、火薬のもとの硝石の輸入の専買権を得た。信長が堺に矢銭二万貫を課した。堺の納屋衆全部が反対したが、今井宗久と千利休二人が賛成した。代わりに信長に鉄砲火薬の一手納入権を認めさせた。
「鉄砲で建てる」安土の築城、天主にするか櫓にするか、争いが起こった。天主を支持するのは人足ども、櫓を支持するのは奉行の丹羽長秀、この競り合い、人足側が勝った。人足は戦時には鉄砲撃ちに変身するのだ。
「鉄砲で死ぬ」本能寺の変、織田信長は明智光秀の反乱に遭う。ここは従来の解釈とさほど変わらない。この篇だけ平凡。
「御坊日々」畠中恵 朝日新聞出版
畠中恵には、しゃばけ、まんまこと、つくもがみなどのシリーズがあります。
これはちょっと流れが違う。
明治ものシリーズがあるが、そこから湧き出したものでしょうね。
主人公は冬伯、弟子が玄泉、檀家のない寺です。
師僧が亡くなって、寺が潰れた。その寺を買い戻して再興したのが冬伯です。
5篇の連作短編、明治の上野周辺の人情風景を描いたものです。
料理屋の再建、出産で取り違えたかもしれないお話し、徳川埋蔵金、などなど。
冬伯は檀家のない寺をどうやって維持しているのか。
相場師として働いて、得た金を寺につぎこんでいるのです。
寺を買い戻した資金も相場で得た金なのです。
明治も維新後20年、江戸が東京に変わって、時代に熟れた頃のお話しです。
「繭の季節が始まる」福田和代 光文社
COVID19 から近未来の日本、次々と新種ウィルスが誕生して、今はリビット66が猖獗している。
政府は<繭>を宣言して一般人は家に閉じ籠っていなければならない。
<繭>という筐体があるのではない。<繭>という暮らしのカタチがあるわけだ。
警察官、消防署員は当番で治安に当たる。
警官は猫型ロボットと一緒にパトロールする。
(つっこみ、猫型ロボットてどらえもんじゃないか)
この猫型ロボットはAIを装備していて、実に優秀なのだ。
ウィルスリビット66を監視するシステムと機能は近接している。
猫型ロボットが行方不明になったのも、そこに理由があるのだ。
血沸き肉踊るお話しじゃありません、あまいあまいロマンスのお話しでもありません。
淡々とお話しは進むのだが、意外にこれが心地よい。
これはハッピーエンドのお話しかなぁ。
主人公は結ばれますよ。
結ばれるけど、<繭>はどうするの。
3月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3645
ナイス数:135わが名はオズヌ (小学館文庫)の感想
「ボーダーライト」を読みました。これはシリーズものなのだそうな。前作が「わが名はオズヌ」これは読まなきゃ。南浜高校は問題高、不良のたまり場で評判が悪い。高校を廃校にして宅地開発する構想がある。政治家の大立者、真鍋と、土建会社社長の久保井が企てていることだ。高校生の賀茂晶は学校防衛に立ち上がる。賀茂晶に降臨したオズヌが致していることなのだ。オズヌとは役小角、役の行者として知られている。前鬼後鬼を従えている。前鬼は水越陽子、賀茂晶の担任、後鬼は赤岩猛雄、元暴走族のリーダー。オズヌと前鬼後鬼とが学校を守るお話し
読了日:03月28日 著者:今野 敏
佳代のキッチン ラストツアーの感想
「佳代のキッチン」「女神めし」「踊れぬ天使」と続いたシリーズはこれで終わりです。コロナ騒動で外食業界は大混乱で、キッチンカーは閉店中です。これではいかん、旅に出よう。再び旅に出て、相変わらずお節介は止まりません。第1話、漁師のせがれを怠惰から引き戻す。第2話、ブラジル移民戻り、東南アジアの出稼ぎ、融和に手を貸す。第3話、酒造会社の息子を立ち直す。第4話、中退女子高生を寿司屋に預ける。第5話、自分の話、佳代、フランス人と結婚する。これまでは他人へのお節介、最後は自分の踏ん切り。メニューに詳しいが、著者は何物
読了日:03月26日 著者:原宏一
六つの村を越えて髭をなびかせる者の感想
高宮伝吉は幕府から蝦夷への見分隊が出るので、下役の竿取として参加した。足軽身分なので、名を最上徳内と改めた。最初の見分、アイヌの言葉を習った。エトロフ島に渡り、置き去りにされたロシア人からロシア語を習った。松前藩の政治・仕置きは無慚でアイヌには過酷なものだった。二回目の蝦夷見分、アイヌの反乱の調査だった。松前藩の政治が過酷なので、たまりかねての反乱だった。最初の成果、田沼意次から松平定信への政変で、見分隊は追放された。二回目の成果、江戸に帰ると牢屋に入れられ、幹部は遠島、下役は解雇、松平定信の意向だった。
読了日:03月25日 著者:西條 奈加
探花―隠蔽捜査9―の感想
今野敏には各種シリーズがある。竜崎警視長、息子の不祥事で警視庁の大森署に署長として赴任した。カムバックして、今は神奈川県警の刑事部長にいる。横須賀で殺人事件があって、米軍軍人との関連が疑われる。日米地位協定が絡んでくる。現地で調整することになった。米側は日本人二世の捜査官が乗り出してくる。米軍基地への捜査を巡って論争が起きる。折しもキャリア同期が県警警備部長として赴任してくる。警察指揮より猟官運動のほうを目指している男なのだ。息子はポーランドに留学中だ。息子がポーランドで逮捕されたとの知らせが入ってくる。
読了日:03月22日 著者:今野敏
ボーダーライトの感想
神奈川県警の少年捜査課、高尾巡査部長と丸木巡査がここでの主人公。神奈川県の少年がなにやら荒れている。それを探りに巡回している。生安本部長ではなく、組対本部長に呼ばれた。みなとみらい署に行って赤岩から話を聞いてくれ。ここからみなみらい署の諸橋係長、城島係長補佐とのタイアップ捜査が始まる。話しをハショリます。スカGというバンドでミサキが煽っているらしい。歌の影響で、青少年が犯罪に手を染めているらしい。ここで登場するのがオズヌ=役小角、賀茂に降臨して姿を現すのだ。降臨から去ると、賀茂は頼りない高校生にすぎない。
読了日:03月19日 著者:今野敏
三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義 (双葉文庫)の感想
後処理は羽柴秀吉が政権を取った。徳川家康は駿河・甲斐・信濃を傘下に収め、国人衆の慰撫に勤めている。東信州には大久保忠世を総奉行に置いた。植田茂兵衛は大久保忠世の与力に付けられた。織田家を簒奪されて、織田信雄は腹を立てている。徳川家康と連合を組むことを図った。小牧長久手の戦で信雄家康連合軍は勝った。しかし、信雄は秀吉と講和を結んでしまった。秀吉は家康に大阪城へ伺候するよう申し付けた。徳川家臣はだれもが大反対、家康が声を掛けた。植田、おまんの存念を申せ。ええい、やけくそだ、鉄砲の数からして、わが方は負けまする
読了日:03月17日 著者:井原忠政
マスカレード・ナイト (集英社文庫)の感想
ホテル・コルテシア東京、大晦日のカウントダウン・パーティ、仮装で入場することがドレスコードになっている。まさにマスカレード・ナイトですねぇ。殺人事件の犯人がパーティに現れると密告があった。新田警部補はフロントマンとして潜入し、犯人を捜すよう命令を受けた。前作で指導を受けた山岸尚美はコンシェルジェに異動していた。代りに、氏原というホテルマンが付くことになった。厳格なホテルマンで、迷惑がってフロント業務に触らせもさせない。客の数だけストーリーがあって、脇筋のお話しなのやら本筋のお話しなのやら、見当もつかない。
読了日:03月16日 著者:東野 圭吾
マスカレード・ホテル (集英社文庫)の感想
舞台とするホテルの名前はマスカレード・ホテルではない。ホテル・コルテシア東京。連続殺人があって、次の殺人現場はホテルになりそうだ。警察は、ホテルに刑事を潜り込ませる。映画ではフロントマンが木村拓哉、教育係が長澤まさみ。ネタバレになるから、本筋の殺人事件には触れない。ホテルが舞台だけに、いちゃもんを付けて部屋のグレードアップを図る事件、ホテルの備品持ち出し事件、有名人がホテルを浮気に使う事件、脇筋が豊富にある。刑事が鍛えられて、フロントマンに仕立てられていくところが秀逸、ははぁ、ホテルとはこいうものなのか。
読了日:03月12日 著者:東野 圭吾
お寺はじめましたの感想
著者の肩書は日蓮宗越谷布教所源妙寺住職。ごく普通のサラリーマン家庭の息子で、お坊さんになるのを志して、15歳で身延山に入門する。身延山高校に入学、高校一年生でお坊さんになる下地は築かれたのだそうな。どんなに修行が辛くても、その一年に比べれば、軽い、軽い。立正大学仏教学部で僧侶になる研鑚を積み、「信行道場」での荒行三十五日、やっと僧籍を得ます。自分で寺を開く、埼玉県越谷を拠点としました。民家の借家に寺を開いたのが平成二十七年、平成二十九年には土地を取得してお堂の地鎮祭を迎えています。その二年間、どうしたの。
読了日:03月07日 著者:渡邊 源昇
大義 横浜みなとみらい署暴対係の感想
7篇の短編小説集です。主人公は、暴対係の係長が諸橋警部、同期の城島警部補が係長補佐。部下に、ヤクザと同じ風采のものあり、弱そうに見えるのに武道の達人あり、暴対に置いておくのが惜しいPCの達人あり。監察で笹本警視、二人を目の敵にしているように見えるが、実は認めている。神風会の神野組長、岩倉代貸、たった二人の組、暴対二人の相談相手なのだ。7篇それぞれ、主人公が入れ替わりながらお話しが続いて行く。雑誌「読楽」に連載のものだそうな。「読楽」て雑誌、本屋で見たことがないなぁ。地方書店だから取り扱っていないのだろうか
読了日:03月04日 著者:今野敏
ノーマンズランド 警部補 姫川玲子 (光文社文庫)の感想
ちょっと昔の頃、女子高校生が北朝鮮に拉致された。そして現在、姫川玲子は若い女性の殺人事件を追っている。容疑者は別件で他の署で逮捕されたのだそうな。その署に乗り込んでみたが、追い払われた。探ってみると、実にズサンな捜査で逮捕している。事件を覆して、こっちの捜査本部に引き取らなきゃならない。一方、ガンテツ、勝俣警部補、国会議員の大物の私兵となって働いている。私兵となった最初のいきさつ、今なお私兵として働いているこの現状。拉致された娘の恋人は自衛隊に入った。特殊部隊に入って、北朝鮮に救出に行くことを目指している
読了日:03月02日 著者:誉田 哲也
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