コルトM1847羽衣
「コルトM1847羽衣」月村了衛 文芸春秋
読み捨て娯楽小説です。
ヒロインは羽衣お炎、渡世人です。生まれ育ちは定かじゃない。
コルトを操ります。コルトM1847、ふわっと頭から背中に白い被衣(かつぎ)をかぶっているから、羽衣と名乗る。
始まりは股旅小説のノリで進んで行きます。
佐渡の金山に乗り込んでいく。
玄人の与四松が助っ人です。
玄人とは渡世人じゃない、そうじゃないが、同じ稼業の中にいます。
このあたりから、伝奇怪奇小説に変わっていきます。
佐渡の坑内にはオドロ様がいて、坑内の人夫大工はオドロ様を信仰しています。
対立軸は薩摩藩士、オドロを陰で操っています。
見かけハッピーエンドなんだが、どこがハッピーエンド。
もやもや感を残して終わっています。
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