繭の季節が始まる
「繭の季節が始まる」福田和代 光文社
COVID19 から近未来の日本、次々と新種ウィルスが誕生して、今はリビット66が猖獗している。
政府は<繭>を宣言して一般人は家に閉じ籠っていなければならない。
<繭>という筐体があるのではない。<繭>という暮らしのカタチがあるわけだ。
警察官、消防署員は当番で治安に当たる。
警官は猫型ロボットと一緒にパトロールする。
(つっこみ、猫型ロボットてどらえもんじゃないか)
この猫型ロボットはAIを装備していて、実に優秀なのだ。
ウィルスリビット66を監視するシステムと機能は近接している。
猫型ロボットが行方不明になったのも、そこに理由があるのだ。
血沸き肉踊るお話しじゃありません、あまいあまいロマンスのお話しでもありません。
淡々とお話しは進むのだが、意外にこれが心地よい。
これはハッピーエンドのお話しかなぁ。
主人公は結ばれますよ。
結ばれるけど、<繭>はどうするの。
« 果断 隠蔽捜査2 | トップページ | 御坊日々 »
« 果断 隠蔽捜査2 | トップページ | 御坊日々 »
コメント