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2022年5月 1日 (日)

4月に読んだ本

4月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:5266
ナイス数:95

じんかんじんかん感想
分厚い本でだが、すらすらと読み易い本だった。じんかんとは、織田信長の人間五十年下天のうちをくらぶれば=人間はにんげんと読むのではなくじんかんと読むのだそうな。松永久秀の小説は少ない。あまり目にすることがない。松永久秀の少年のころから死ぬまでを描いている。通して、九兵衛という名前で貫いている。九兵衛が親からもらった名前なのだ。自分で松永久秀と名乗るようになる経緯も書いてある。この本の案内人は織田信長、小姓に夜話をする、という体裁で語っている。主に、三好家に仕え、盛り立てようとして裏切られる一生を描いている。
読了日:04月29日 著者:今村翔吾


転職の魔王様転職の魔王様感想
垣根涼介に「君たちに明日はない」のシリーズがあります。これは首を切るお話し。こっちは転職エイジェンシーのお話しです。見かけはカライですが、実は転職者に寄り添ったお話しです。第一話 そんなこと自分で決めてください 第二話 周りが転職してるから焦って自分も、ですか 第三話 転職はレビューサイトで店を選ぶのとは違うんです 第四話 貴方の人生の前ではどうだっていいものなんですよね 第五話 仕事に夢を見ないのはご自由です とても無理だろうと思える転職希望者の希望が叶います。きわめて前向きなお話しで、転職希望者はぜひ
読了日:04月24日 著者:額賀 澪


コルトM1847羽衣 (文春文庫)コルトM1847羽衣 (文春文庫)感想
読み捨て娯楽小説です。ヒロインは羽衣お炎、渡世人です。生まれ育ちは定かじゃない。コルトM1847を操ります。始まりは股旅小説のノリで進んで行きます。佐渡の金山に乗り込んでいく。玄人の与四松が助っ人です。玄人とは渡世人じゃない、そうじゃないが同じ稼業の中にいます。このあたりから、伝奇怪奇小説に変わっていきます。佐渡の坑内にはオドロ様がいて、坑内の人夫大工はオドロ様を信仰しています。対立軸は薩摩藩士、オドロを陰で操っています。見かけハッピーエンドなんだが、どこがハッピーエンド。もやもや感を残して終わっています
読了日:04月21日 著者:月村 了衛


清明―隠蔽捜査8―清明―隠蔽捜査8―感想
竜崎は神奈川県警刑事部長の職にいる。県境で殺人事件が起きた。現場は町田市だが、楔状に突き出していて川崎市と横浜市に囲まれている。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部を立てることになった。被害者は中国人で、不法侵入者のようだ。加害者も浮かんできて、中国人と思われる。さらに、中国公安の手のものと推定される。日本の公安も絡んできて、竜崎、どうする。いつものように原理原則を貫くのか。妻がペーパードライバー講習を受ける。講習中、柵にぶつけてしまった。運転講習所の所長は県警OB、キャリアには敵愾心を持っている。これも難問
読了日:04月15日 著者:今野敏


左遷社長の逆襲 ダメ子会社から宇宙企業へ、キヤノン電子・変革と再生の全記録左遷社長の逆襲 ダメ子会社から宇宙企業へ、キヤノン電子・変革と再生の全記録感想
著者はキャノン電子会長、おのれ、キャノンめ、左遷しおって、復讐だ、復讐だ、違います、キャノン常務から子会社に行くのは淡々と受け入れています。逆襲とはこういう意味、赤字会社を黒字会社に建て直し、次の時代のメシノタネを開発するぞ。経費を省くと利益が生まれ、昇給原資が誕生します。黒字体質の会社に変わったら、次は次世代のメシノタネ。人工衛星に目を付けます。人工衛星のカメラ部分はお手の物、あとはロケット。民生用の普及資材を使って豪快なコストダウン。自社ロケットを飛ばせて、官に拠らない打ち上げ基地を和歌山県串本に整備
読了日:04月14日 著者:酒巻 久


棲月―隠蔽捜査7― (新潮文庫)棲月―隠蔽捜査7― (新潮文庫)感想
私鉄が動いていないな、システムダウンなのだそうな、調べに行ってこい。本社は所轄外ですが。大森署の管内を鉄道が通っているのだ、行ってこい。銀行のシステムが動かなくなりました。それも調べに行ってこい。本部のサイバー犯罪対策課が手を貸してほしいと頼ってきた。よろしい、手伝ってやれ。管内で少年が殺された。少年の周辺ではルナリアンが怖がられているらしい。大森署から貸し出した担当の意見では、ルナリアンと名乗るハッカーの仕業かもしれない。バラバラの事件が繋がってくる。竜崎、転勤の内示が出た。神奈川県警の刑事部長なのだ。
読了日:04月12日 著者:今野 敏


去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)去就―隠蔽捜査6―(新潮文庫)感想
竜崎は大森署の署長を勤めている。本部からストーカー対策チームを起ち上げるよう指図があった。大森署のチームに生安少年係の根岸を指名した。女性警官なのだ。相棒に戸高を選任した。管内でストーカー殺人が発生する。ストーカーの男の行方が分からない。署内に捜査本部があって、現場に前線本部がある。竜崎は前線本部に出向く。室内には誰もいないと判明する。SITに撤退を命じる。犯人は検挙された。根岸と戸高のコンビが逮捕したのだ。方面本部長から観察に訴えがあった。SITを指図するのは越権行為だ。竜崎、観察に呼び出される。さて。
読了日:04月10日 著者:今野敏


宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)感想
竜崎は大森署の署長をしている。息子の不始末で降格処分となった。降格となると退職するもんだ。いいえ、署長に赴任した。衆議院議員の牛丸が行方不明だと知らせがある。議員の車は発見されて、中では運転手が殺されていた。犯人からの連絡は、神奈川県から、絞られて、横須賀からと分かってきた。警視庁と神奈川県警の合同軍地本部を立てることになる。警視庁からは竜崎が副本部長として赴くことになった。警視庁と神奈川県警の不仲は前々からのもの。その不仲の関係を、竜崎、どうやって運営して行くか。お任せください、竜崎、抜かりはありません
読了日:04月09日 著者:今野 敏


信長、鉄砲で君臨する信長、鉄砲で君臨する感想
「鉄砲が伝わる」種子島の領主が鉄砲のコピーに成功した。「鉄砲で殺す」信長は吉法師のころ根来寺で鉄砲生産を見た。鉄砲を軍制化した。「鉄砲で儲ける」今井宗久、火薬のもとの硝石の輸入の専買権を得た。信長が堺に矢銭二万貫を課した。堺の納屋衆全部が反対したが、今井宗久と千利休二人が賛成した。代わりに信長に鉄砲火薬の一手納入権を認めさせた。「鉄砲で建てる」安土の築城、天主にするか櫓にするか、争いが起こった。天主を支持するのは人足ども、櫓を支持するのは奉行の丹羽長秀、この競り合い、人足側が勝った。「鉄砲で死ぬ」ここ省略
読了日:04月08日 著者:門井慶喜


転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)感想
竜崎は大森署の署長である。管内でのひき逃げ事件、連続放火事件を抱えている。さらに、マトリ(麻薬取締官)とも揉めている。隣接署の殺人事件でも応援の人員を出している。ひき逃げ事件も隣接署の殺人も外務省の現役・OBだ。コロンビアの麻薬が絡んでいる。全部の捜査本部を大森署に置く。一挙に検挙に持っていく。マトリも立ち会え。全部解決する。普通、警視長クラスが署長ごときを勤めている例はない。同じ階級でも年次が先なら押さえが効く。こういうことでモノゴトがうまく運んで行くのだ。さらにノンキャリアにも人徳は染み渡って行くのだ
読了日:04月07日 著者:今野 敏


疑心―隠蔽捜査3― (新潮文庫)疑心―隠蔽捜査3― (新潮文庫)感想
キャリアエリートの竜崎は大森署の署長にいる。アメリカ大統領が訪日することになった。竜崎に方面警備本部の本部長の辞令が下りた。本来、一介の署長が指揮するものではない。方面本部長が指揮するものなのだ。足を掬おうとする工作か。それでも、受けねばなるまい。秘書に女性キャリアがついた。竜崎、恋に落ちた。シークレットサービスの先遣隊がやってきた。日米の板挟み、恋の板挟み、竜崎、どうする。禅の公案が救った。そもさん、せっぱ、あの禅問答なのだ。どんなキーワードか、そこは読んでくれなきゃ。テロ計画は大森署員の刑事のおかげで
読了日:04月06日 著者:今野 敏


御坊日々御坊日々感想
畠中恵には明治ものシリーズがあるが、そこから湧き出したものでしょうね。主人公は冬伯、弟子が玄泉、檀家のない寺です。師僧が亡くなって、寺が潰れた。その寺を買い戻して再興したのが冬伯です。5篇の連作短編、明治の上野周辺の人情風景を描いたものです。料理屋の再建、出産で取り違えたかもしれないお話し、徳川埋蔵金、などなど。冬伯は檀家のない寺をどうやって維持しているのか。相場師として働いて、得た金を寺につぎこんでいるのです。寺を買い戻した資金も相場で得た金なのです。明治も維新後20年、江戸が東京に変わって、時代に熟れ
読了日:04月05日 著者:畠中 恵


繭の季節が始まる繭の季節が始まる感想
COVID19 から近未来の日本、次々と新種ウィルスが誕生して、今はリビット66が猖獗している。政府は<繭>を宣言して一般人は家に閉じ籠っていなければならない。<繭>という筐体があるのではない。<繭>という暮らしのカタチがあるわけだ。警察官、消防署員は当番で治安に当たる。警官は猫型ロボットと一緒にパトロールする。この猫型ロボットはAIを装備していて、実に優秀なのだ。リビット66を監視するシステムと機能は近接している。猫型ロボットが行方不明になったのも、そこに理由があるのだ。淡々とお話しは進むのだが、これが
読了日:04月04日 著者:福田 和代


果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)感想
竜崎は、前作の事件で責任を問われて、警察庁長官官房総務課から警視庁大森署の署長に転勤した。サラ金強盗があって緊急配備があった。犯人は緊急配備の網から逃れた。小料理屋で人質事件があった。強盗の一人が立て籠もっているのだ。最初はSIT(刑事部所属)が出動した。行き詰って、SAT(警備部所属)が出動した。人質は無事解放できたが、強盗は死んだ。本来なら、竜崎は責任を問われる立場にある。そこから大展開、どうなりますことやら。同時並行で、竜崎の妻が救急車で入院する。職場と家庭と身が引き裂かれるようなジレンマの中にある
読了日:04月03日 著者:今野 敏


隠蔽捜査(新潮文庫)隠蔽捜査(新潮文庫)感想
主人公は竜崎警視正、今は警察庁長官官房の総務課長。隠蔽捜査の隠蔽とは何か。都下で連続殺人事件が起きている。被害者は犯行当時少年だったのが、その後成人して世にあるのだ。犯人は警官だった。それを隠蔽しよう、というのが一つ。竜崎の息子がヘロインを吸引しているのを目撃した。もみ消すか、どうするか。二つの隠蔽が並んでいる。小学校のクラスメイトが警察キャリア同期にいる、伊丹。片や謹厳実直の竜崎、片や融通無碍の伊丹。ふたりの縁は続く。最初は隠蔽する方向に向かっていた。竜崎はすべてを明るみに出す方向に誘導した。その結果、
読了日:04月02日 著者:今野 敏

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