左遷社長の逆襲
「左遷社長の逆襲」坂巻久 朝日新聞出版
著者はキャノン電子会長、物語の主語は酒巻と書いていて、私とは書いてない。
主観的な記述を避けて、客観的な記述でありたいためだそうだ。
題名からすると、おのれ、キャノンめ、左遷しおって、復讐だ、復讐だぁ。
そんなもんじゃありません、キャノン常務から子会社に行くのは淡々と受け入れています。
キャノン電子とは東証上場で、キャノンの子会社です。
逆襲とはこういう意味、赤字会社を黒字会社に建て直し、次の時代のメシノタネを開発するぞ。
無駄を省くことをアカスリと称しています。
経費を省くと利益が生まれ、昇給原資が誕生します。
黒字体質の会社に変わったら、次は次世代のメシノタネ。
人工衛星に目を付けます。
人工衛星のカメラ部分はお手の物、あとはロケット。
民生用の普及資材を使って豪快なコストダウン。
自社ロケットを飛ばせて、官に拠らない打ち上げ基地を和歌山県串本に整備します。
« かごめ かごめ | トップページ | 清明 隠蔽捜査8 »
コメント