「沈黙の終わり(上)」堂場瞬一 角川春樹事務所
主人公が二人います。
松島慶太、定年間際で編集委員を下りて、柏支局長、千葉親支局のミニ支局なのだ。
古川孝弘、四年目か五年目の新人、埼玉支局在勤で、本社社会部に転勤予定なのだ。
千葉県野田署管内で、小学生低学年女児の行方不明殺人事件が起きた。
古川は、ここ30何年で何人もの女子児童が行方不明・殺人に遭っているのを探り出す。
それを松島に相談する。
県境の向こうのことは県警でも視野に入ってこないのだ。
新聞社も同じ、支局の外のことは興味が薄れてくる。
埼玉支局、千葉支局の合同で、一面記事にした。
反響は大きく、野田署長が自殺するほど県警は打ちのめされた。



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