「菜の花の道 千成屋お吟」藤原緋沙子 角川書店
千成屋お吟シリーズの2冊目のようです。
中編小説3作。
うば桜:足を挫いた老女を世話する世話焼きばなし。
菜の花の道:呉服屋の借金の世話、入り婿に縁を切るお話し。
葛の裏風:さる小藩の汚職をあばくお話し。
千成屋は何でも屋が商い、口入屋も兼ねているから、その縁で話しが舞い込む。
本来は岡っ引きが稼業、いつも退役同心が遊びに来ている。
岡っ引きの手下をそのまま何でも屋稼業に雇っている。
書き下ろし時代劇文庫の雰囲気、登場人物が同じだから馴染みやすい。
うば桜は人情噺だが、菜の花の道、葛の裏風は捕物帳風。
捕物帳風がこのシリーズの目玉なのだ。



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