風のベーコンサンド 高原カフェ日誌
「風のベーコンサンド 高原カフェ日誌」柴田よしき 文芸春秋
菜穂は東京の出版社を退職して、長野県の百合が原高原のペンションを買い取った。
カフェSon de Vent として開店したのだ。
ペンション村だったが、撤退があいつぎ、営業店は少なくなった。
地元のひよこ牧場などの知己を得てがんばろうとする。
メニューの講釈がよみものなのだ。
これはレシピか、というくらい、料理の手順を書きつけてある。
そういうの嫌いじゃないです。むしろ好き。
夏の黒字を過ぎて、冬の赤字の期間がある。
銀行預金の残高がいくらになったら店を閉めようと区切りを付けている。
離婚の係争中なのだ。
モラハラ夫と離婚したい。夫は離婚を承知しない。
離婚問題は背景です。
ずっと通して、高原カフェ日誌、心穏やかに読めます。
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