磯貝探偵事務所からの御挨拶
「磯貝探偵事務所からの御挨拶」小路幸也 光文社
前作、〈銀の鰊亭〉の御挨拶、からのその後です。
磯貝公太は警察を退職して探偵事務所を開きました。
元同僚が最初の依頼者を紹介してくれました。
依頼内容は、夫が行方不明になった、探してほしい。
夫とはラノベ作家で、ぶらりと出たまま一ケ月帰ってこない、というのです。
銀の鰊亭での関係者、桂沢光、一緒に動くことになった。
関係者がたくさん出てきます。でも、これは誰が語っているのか、ちゃんと書き分けています。
これはつまり、筆が立つ、ということです。
探偵事務所最初の依頼は解決します。
ただし、ちょっと後味悪し。
小路幸也は人畜無害、カタログ、トリセツではそういうことです。
営業範囲を少し広げたようです。
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