熱風団地
「熱風団地」大沢在昌 角川書店
ヒーローは佐抜克郎、フリーの観光ガイドなのだ。
大学ではベサール語を学んだ。ベサールは南シナ海の架空の国。
クーデターが起き、王政は終わった。
佐抜はベサールの王子を探すよう依頼を受けた。
王妃は日本人で、王子も日本にいるのだそうな。
アシスタントが付けられた。
彼女はベサール人とのハーフで、元女子プロレスのレッドパンサー、潮ヒナなのだ。
どうやら千葉県木更津の山の中の団地、俗にアジア団地に王子はいるらしい。
団地には自治会があって、中国系が牛耳っているのだ。
クーデター政権には中国の手が入っているのだ。
王子と王妃を中国に連れ去ろうとしている。
さぁ、そこからは、巻き込まれ転々、そこんところがハイライトなのだ。
巻き込まれ物というと、不運なサラリーマンの坂田シリーズ、これと似たような展開になる。
ネタバレします、勧善懲悪、めでたしめでたしの結末になります。
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