護衛艦あおぎり艦長早乙女碧
「護衛艦あおぎり艦長早乙女碧」時武里帆 新潮文庫
海上自衛隊二佐の早乙女碧は護衛艦あおぎりの艦長を拝命した。
全六章で、四章までが護衛艦あおぎりの艦内の案内となる。
これ必要なんですよ。職務人員を読んでおかないと、このお話しの理解ができない。
四章で一名艦に戻っていないことが判明し、五章で艦長自らが捜索にあたる。
六章でも起きる話しがあるのだが、それはここでは語らない。
著者の時武里帆は、海上自衛隊士官勤務の経験があり、だから、艦内の事情に詳しい。
ただただ面白い、お仕事小説でもあるのです。
他に、自衛隊を経て、作家になったのは
砂川文次、ヘリコプター操縦の軍歴があり、小説の舞台は普通科(歩兵)
神家正成、戦車部隊にいて、戦車を小説に書いている。
自衛隊ものが普通に読めて、隊の編成、訓練、実戦が小説になる。
そんな時代になりました。
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