蹴れ、彦五郎
「蹴れ、彦五郎」今村翔吾 祥伝社
直木賞作家、今村翔吾の初期の短編集です。
表題の「蹴れ、彦五郎」今川義元の息子の今川氏真、幼名は彦五郎、大名の才はなく、蹴鞠の技ばかり磨いています。
松平家康に降って、蹴鞠ばかり蹴っています。
で、それからどうなる。最後は語らない。ネタバレになるからね。
「三人目の人形師」これは気持ちが悪い。1ページ読んでは本をパタンと閉じ、無理に気持ちを掻き立てて最後まで読んだ。
貧乏話は好きではない。
それと、人間界から地獄に堕ちていくお話しも嫌いだ。
新作では、貧乏話も地獄話も扱っていないようで、是非ともその路線で執筆活動を進めて頂きたい。
「青鬼の涙」たった6ページの掌編、内容は、いえ、どうってことないスケッチです。
他に六篇ほどあります。
« cgi の環境が破綻しました | トップページ | 4個セットのインク・カートリッジ »
コメント