「切腹屋」岩井三四二 光文社
辰次は駆け出しの公事師、公事ごとが舞い込んだ。
公事は信州の在で、坂田町の市と山手村の市の争いだ。
それぞれ殿さまが別々で、江戸での公事となった。
頼まれたのは山手村から。
手付け十両、勝ち公事なら礼金二十両、諸掛りは別、これで受けた。
待て待て、勝てる証があるか、質物を出せ。
ようがす、負けたら腹を切ってみせやしょう。
これが大変な裁判なんですよ。
相手方の坂田町に唐物屋という名うての公事師が付いている。
公事の攻防も読み物だが、匕首を持って夜中に殺しに来る。
さぁて、この公事、どっちが勝つか。
めちゃめちゃ面白い読み物です。



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