ロータス・コンフィデンシャル
「ロータス・コンフィデンシャル」今野敏 文芸春秋
公安・外事1課に所属する倉島警部補のシリーズです。
今回、倉島はボンクラになってしまった。
公安としての勘が働かない。
常にアシストを依頼する仲間からも軽蔑されてしまった。
ベトナム人が殺された。
殺したのはロシア人らしい。
やっと勘が戻って、動き始めたが、アシスタントが全然いない。
公安総務課の課長に作業を申請した。
今野敏は作業と書いているが、スパイ小説なら、オペレーションと書くところだ。
ベトナム、ロシア、中国のスパイが入り混じっている。
殺人者を逮捕することだが、倉島の立場は外交上のカードを手に入れることなのだ。
今回も万事めでたしめでたしです。
題名のロータス・コンフィデンシャル、蓮の花案件とでも理解しましょうか。
殺人者は女でした。
公安外事の倉島警部補のシリーズは全部読み終わりました。
今も雑誌連載が続いているんでしょうかね。次巻が出るなら待ち遠しい。
普通、公安て嫌われるもんでしょ、ところが、公安外事となると、頼もしい。がんばれよぉ。
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