埋み火
「埋み火」日明恩 双葉文庫
著者の名前は[たちもりめぐみ]。
俺は大山雄大、赤羽台消防出張所の消防士だ。
老人家庭から出火するのが頻発する。
俺は勤務の明けの日に探ってみた。
おかしいいぞ、火が出た家の住民は知り合いのようじゃないか。
しかも、チビの少年が関係者に混じっている。
出火して死亡した老人たち、命を取り留めた人も、事情が共通している。
我が子のためを思ったり、恨みがあったり、親子の問題なんですよ。
チビは中学生、こいつも親子関係で悩んでいる。
失火で処理されているが、実は放火なのだ。
俺の時間外の活動なのでそこは明らかにはしない。
消防署のトリビアが頻出する。
著者はどれだけ消防署・消防士にインタビューしたんだろう。
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