タングル
「タングル」真山仁 小学館
光量子コンピューターのお話しです。
スーパーコンピューターがあるじゃん。世界一の富岳があるのに、それは不必要では。
いいえ、スパコンは電気を食うのだそうです。
スパコン一機に原発一基が必要なのだそうです。
東都大学の早乙女教授のもとで光量子コンピューターの開発が着々と進んでいる。
資金不足です、日本政府もスパコンに引きずられて金を出し渋る。
シンガポールで研究機関を起ち上げましょう。
日本とシンガポールで奪い合いになる。
解決します。
ハゲタカの鷲津政彦が出てくる。こんな展開になるとは。おぉ、大立者、これなら何の心配もない。
日、米、英、豪、漢字一文字で国家を表すと、シンガポールは星なのだそうです。
中国の人は自分を華人と呼び、香港の人は自分を港人と呼び、シンガポールの人は自分を星人と呼ぶ。
日本の人は自分を日本人と呼び、あるいは、和人と呼ぶ。
シンガポールについて大いに教えを受けました。
題名のタングル、光量子コンピューターに関わる術語なのだそうです。
詳細を知らなくてよろしい、そんなところだと見当が付けばそれでよろしい。
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