濁り水
「濁り水」日明恩 双葉社
著者の名前は[たちもりめぐみ]。
俺は大山雄大、葛飾区の上平井消防出張所の消防士だ。
この地区は0メートル地帯、雨が降ると水が引かない。
通報があって出動した。駐車場がプールになっていて、車の下に老女が取り残された。
救出したが、亡くなっていた。
なんでもっと早く来てくれないのよぉ。老女の娘になじられた。
このあたり一帯はリフォーム詐欺が跋扈している。
パトロールしていると、老人の空巣を見つけた。
空巣は警察に内緒にしてやるから、リフォーム詐欺を見つけて俺に通報してくれ。
リフォーム詐欺を見つけるお話しだったのですよ。
意外なものが釣れた。それが何かは、ここでは語らないけどね。
半分以上は消防署の日常なんですよ。
毎日の訓練、さらに、いざ、どう出動して、どう消火活動して、どう後始末しているのか。
作者は消防士の経験があるはずがないのに、日常を克明に描写している。
よっぽどリサーチしているんだろうなぁ。
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