樹林の罠
「樹林の罠」佐々木譲 角川春樹事務所
道警・大通警察署のシリーズです。
道警本部に楯突いた(告発した)ので現職留め置きで隔離されています。
佐伯は刑事部に所属するが、本筋の事件は扱わせてもらえない。
相棒の新宮も同様の扱い。
機動捜査隊の津久井も原級留め置き。
生活安全課少年係の小島も同様。
ひき逃げ事件が事件の始まり。
捜査本部からは弾き出されて、独自の捜査が始まる。
題名が樹林の罠、ネタばらしをすると、森林の違法伐採なんですよ。
他人の山の立ち木を伐採する、それが殺人事件に繋がっていくお話です。
やっぱり佐々木譲は道警シリーズが一番よろしい。
最近、パラレルワールドものによろめいていて、不本意です。
もしも歴史が変わっていたら、別の次元に違う歴史が流れている。
前の戦争の終わりに、北海道がソ連に占領されていたら、そんなお話は読みたくない。
前のシリーズに戻ってくれて安心です。
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