丁寧、あなたの丁寧と政界の丁寧
丁寧とは、敬語に丁寧語があるように、ただの表現のひとつだと思っていませんか
政界では、丁寧が別の意味で通用しています
[包み隠さず全部答える]
[何日間・何時間かかっても審議に応じる]
審議するにあたって、野党のほうがもうこれ以上突っ込むところがない
そこまでやって、丁寧な審議を果たした、ということのようです
森友問題では、丁寧な審議だったのか
もう聞くことがないので、丁寧な審議だったと言えます(わたしの雑感)
野党側はもっと突っ込みたいのだが、何を聞くか決め手がないのが実情です
悔しまぎれに、丁寧とは言えない、と主張します(これもわたしの雑感)
審議は尽くしたが、まだ納得はしていない
この場合、片方は丁寧を尽くしたと言い、片方は丁寧が足りないと言います
ということで、親切丁寧とは違う、別の丁寧が存在する、ご理解していただけましたか
« 日本海EEZ内にミサイルを撃ち込む | トップページ | 風の値段 »
そうなんですよね、岸田さんの「丁寧」はもう枕詞の類になってて驚くというか呆れるというか・・・
いつだったか国会中継をしばらく見ていたら、丁寧という言葉が何回出てきただろう?というくらい多用されていて、この方もう無意識に「癖」になってるんだろうなと思いました。
政界の丁寧は、異次元ですよ。
投稿: maco | 2023年2月23日 (木) 09時33分
macoさん
わたしもね、最初は親切丁寧の丁寧だと思っていました
次第に、これはお約束絡みの言葉だぞ、と分かってきました
ごく普通の日常語に、お約束を詰め込むとは、帝国議会の習慣でしょうか、戦後議会の習慣でしょうか
投稿: しぇるぱ | 2023年2月23日 (木) 21時25分