「うさぎ玉ほろほろ」西条奈加 講談社
江戸は麹町で南星屋(なんぼしや)という菓子の店です。
「まるまるの毬(いが)」「亥子ころころ」に次ぐシリーズ第三作目です。
治兵衛(爺)、お永(娘)、お君(孫)の三人と職人の雲平の四人でお話を運びます。
いずれは雲平がお永と入り婿になろうかという気配です。
連作短編で、菓子の名前が短編のタイトルに嵌まっています。
最後の二篇「石衣」と「願い笹」は連続もの、一篇には納まり切れなくて、前編後編になっています。
鹿蔵という中間がこの巻には出てくる。実は御小人目付の配下で、中間は仮の姿、隠密なのだ。
各地の菓子の名物を再現してお話を繋ぎます。
グルメ小説でもありますよねぇ。
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