月の王
「月の王」馳星周 角川書店
ここは上海、時代は日中戦争の前。
駆け落ちした華族の娘がフランスから帰ってくる。
その娘は皇室の係累なのだ。
争奪戦が始まる。日本の特務機関、木之内機関が追っている。
そこへ大神明が現れた。天皇家から派遣されたということだ。
国民党に雇われた藍衣社、それを率いる杜龍と四天王が立ちはだかる。
持統天皇のころ、大神明は天皇家を保護することを約束した。
まだ天皇とは呼ばれず、大王(おおきみ)と呼ばれていた時代のことだ。
大神明はその時代から生き続けている。
当時愛していた雪が転生して、李麗雪としてここにいる。
天には、日の王、月の王、火の王、水の王がいた。
大神明は月の王の末裔、火の王の末裔が杜龍。
戦いが始まる。
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