探偵は田園をゆく
「探偵は田園をゆく」深町秋生 光文社
前作は「探偵は女手ひとつ」のシリーズです。
前作は短編集、これは長編。
息子がいなくなったと依頼があった。久しぶりの探偵仕事だ。
どうやら息子め、山形県西置市のすこやかパッケージに目を付けたものらしい。
小学校新一年生に市から配るパッケージなのだ。
手繰って行くうち、埼玉から来た地域おこし協力隊員で、そこに当たりを付けた。
市に食い込んで、次の市会議員に立候補する動きも見せている。
捜索の差し止めの手が入る。
暴力の手です。
探偵は山形市住まい、ここは西置市、どうやら、西置賜郡の西というと、鶴岡市あたりを想定しているみたい。
子どもは小学生だから、夜は寝に帰らななきゃならない。子連れ探偵は大変だね。
地元密着で、会話は全編山形弁、いや、じゅうぶん理解できますよ、伝わりますよ。
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