とりどりみどり
「とりどりみどり」西條奈可 祥伝社
廻船問屋飛鷹屋の兄弟姉妹たちです。
父親鳶右衛門は船に乗って出ていき、年に一度くらい家に戻ってきます。
長兄の鵜之介が店を仕切り、長姉のお瀬己、次姉のお日和、三女のお喜路、末っ子の鷺之介。
ストーリーテラーは鷺之介、十歳そこそこでまだまだ子供盛り。
三人の姉はわがままで乱費生活を続けている。
五人の母親はそれぞれ違う。鳶右衛門の男の甲斐性で外に子供を作ったのだ。
母親お七は十年前に亡くなったのだ。
七編の短編なのだ。連作短編。最後の二篇は前編後編の体裁になっている。
鷺之介の出生の秘密が最後の二篇に集中していて、そこはネタバレになるから明かせない。
ここまではイントロ部分、次回作から鷺之介が成長して飛鷹屋を盛り立てて行くんでしょうね。
三人の姉はさらにわがままを貫き通すんでしょうね。
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