限界国家
「限界国家」楡周平 双葉社
これは小説ですが、本来なら、新書本で解説書・啓蒙書として出版されるべき本です。
財界の大立者が、半年後にはわたしは引退します、それまでにレポートをいただきたい。
コンサルタント会社に依頼が届きます。
依頼の内容は、出生率がこんな状態では、20年後、30年後の日本はどうなっているだろう。
依頼を受けて、調査が始まります。
このような低い出生率では人口減少は避けられない。
コンピューターや機械に置き換えられて、職業寿命が到来する。職業が消滅するのだ。
人口が減れば患者も減少する。医者も必要な人数が減少する。
国民健康保険が破綻する。保険収支がアンバランスになるから。
メタバース、NFT、理解できない人は社会的に生き残れない。
どうしてこんな事態になってしまったのか。
高齢者の高齢者による高齢者のための政治をしてきたからだ。
韓国は三世代経過後、国家は消滅しているだろう。
中国も一気に消滅して行きつつある。
で、日本はどうなる。楡周平なりの姿を書いているけど、そこは自分で読んでね。
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