隠居おてだま
「隠居おてだま」西條奈可 角川書店
「隠居すごろく」のシリーズ本、シリーズ2作目。
「すごろく」では孫の千代太がお話しの芯になっていたが、ここでは、娘のお楽がお話しの芯になる。
亭主と死別して帰ってきたが、男漁りの行儀が悪い。
とうとう孕んでしまった。
相手は錺職の職人で、ええ男をヒットしたもんだ。
新しい道具を考案して、これはモノになるぞ。
これはぜひとも娶(めあ)わせて、商売でも一山築こう。
隠居の嶋屋徳兵衛に内緒で話を詰めているのだが、ばれそう、あ、ばれそう。
隠居がへそを曲げると、お話は全部潰れてしまいそう。
そんなこと言っても、最後はハッピーエンドで終わるんだろう。
いいえ、バッドエンドになってしまいます。
これは、次巻で回復することになるでしょうね。
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