津軽の髭殿
「津軽の髭殿」岩井三四二 光文社
津軽の合戦譚です。
地名が分からない、人名に馴染みがない。
津軽の某家に血筋のよろしい男が入り婿します。
最初は軽くあしらわれるが、こいつ、なかなかの男です。
合戦を重ねて、頭角を顕わして行きます。
合戦の規模は何百人の規模です。千人二千人の合戦となると大合戦です。
次第に津軽一円を斬り従えて行きます。
そこへ登場するのが豊臣秀吉、惣無事令を発します。
トランプで言えばジョーカーだな、なんでもありだ。
一挙に読む気が消えてしまいました。
読みたいのは国の果ての小さな合戦の行く末なんですよ。
太閤殿下がどうのこうの、関ケ原がどうのこうの、そんなの関係ねぇ。
すまん、これ以上読む気がなくなりました。
どう抵抗しても、中央の流れには抵抗できないんだもの。
ここで読むのを放棄しても、バチは当たらないだろう。
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