アンダードッグス
「アンダードッグス」長浦京 角川書店
1997年、香港返還の一年前、中国に施政権が変わる前、銀行の貸金庫から大量のフロッピーと書類が運び出されようとしている。
それには各国の政治家の悪事の証拠が記載されているのだ。
イタリアの富豪マッシモ・ジョルジアンニは古葉慶太に目を付けた。
強奪に参加することを強制された。
香港にはチームがいた。古葉はそのチームのリーダーに擬せられた。
凄まじい抗争で、古葉以外は全員死んでしまった。
最初に登場人物の表があるが、それには出ていない人物が残って覇権を争うのだ。
20年後の2018年、エピローグが出てくるのだが、本編の合間に切れ切れに混ぜて現れてくる。
古葉の行方や、フロッピーの所在などはエピローグに書いてある。
アンダードックスとは負け犬とのことだが、古葉だけは違う、他は全員負け犬。
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