無人島、研究と冒険、半分半分。
「無人島、研究と冒険、半分半分。」川上和人 東京書籍
前に読んだ本に「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」があって
川上和人は面白いと深く印象付けられました。
著者は現在50歳くらい。
この本で、南硫黄島を探検していますが、それは30歳くらいのころ。
まだ研究者若手のころです。
実は、40歳のころ、再び南硫黄島を探査しています。
最初は下っ端、今度は研究コーディネーターという役目を帯びている。
50歳の今では、現場に出るのは若手に譲らなきゃならないかどうか。
筆致が多彩。テレビバラエティの構成作家もできるんじゃないか、ギャグとくすぐりに満ちています。
鳥類学者だから本筋を外してはいませんが、ひたすら本筋ばっかりでは飽きてしまう。
かなり頻繁にギャグとシャレを交えています。
東大、東大大学院を経て、森林総合研究所鳥獣生態研究室長。
大学以外でも研究者の道はあるのだ。
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