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すぐに鞍部に差し掛かる。そこには長伝集落の案内板があって、33軒の人家の名前が掲げてある。国岡、国森、国村、国一族が多い集落だな。
今まではここから北に降りる道があるとは認識していなかった。国土地理院の地図では実線の道だ。破線の道ではない。それなら舗装された道だろう。やっと行けそうな道だと発見したんですよ。
北への道を下りていくぞぉ。
長伝集落の最終人家を過ぎる。この先にはもう電線が延びていない。
ちゃんとした舗装です。荒れた道ではないかと危惧していたが、そんなことはない。この道はたぶん市道だろうが、まだまだ三次市財政は持ちこたえているよ。
谷底の道をしばらく走って、下の民家が現れてきた。点在する民家がどっと増えてきた。ここが国土地理院の地図での馬行谷集落なんだな。
道端のひとに、馬行谷は何と読むんですか。こう読むのよ。聞いたけど、メモしなかったので忘れてしまった。
家に帰ってから粟屋コミュニティセンターに電話してたずねる。馬行谷を通ったんですが、読み方はどのように読むんですか。まきだに、まいきだに、と読むのだそうな。
念のため、いろんな地図ソフトで確認しよう。
国土地理院、MapFan、では馬行谷、ゼンリン、MEMORVA、では馬池谷、あれあれ、地名が二種類あるぜ。
翌日、確認のため車を走らす。集落に入って、集会所の看板を見ると、馬池谷集会所、どうやら馬池谷が優勢のようだな。
再び、粟屋コミュニティセンターに電話する。馬行谷、馬池谷、地元の人はどっちの名前を使っているのでしょう。
両方混在しているようなのです。公式には馬池谷ですが、話し言葉では馬行谷を使う人が半分はいるようです。
読み方は、まいきだに、まいけだに、まい+(き+け)/2+たに、きのような、けのような、曖昧語で発音すれば万事うまく行くんじゃなかろうか。
長伝での案内看板に、方向として馬池谷とあり、谷の出口の案内板に馬池谷とあり、集会所にも馬池谷とある。国土地理院の敗北、明治期に馬行谷と採用したのはミス、少数派から聞き取ったのだろう。
谷の出口に到着、江の川の岸辺でもあり、廃止した三江線の線路がまだ撤去されずに残っている。撤去費用のほうが高いから線路はこのまま置きっぱなしにしておくんだろうね。
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「緊立ち 警視庁捜査共助課」乃南アサ 文芸春秋
捜査共助課には二つの島がある。
一つは行き詰った捜査を引き継ぐもの。
もう一つは見当たり、手配写真を読み込んで雑踏の中から見当てるもの。
普通、警察小説とは一つの事件を追うものが多い。
これは次々とやってくる案件を捌いていくもの。
そんなに短期間で片付くものではない。
長い時間をかけてする仕事なのだ。
左宗燈警部補は離婚の危機にあった。夫が退職して父親の介護に専念したのだ。農業も引き継いだ。
見当たり班の川東小桃巡査は夫と感情が食い違って、離婚しても、と考え始める。
生活のウェイトが非常に高い警察小説なのだ。
それでも、容疑者を追い詰めるのは緊迫する。
○○部長が、と書いてあると、営業部長とか総務部長を思い浮かべるが、部長刑事なのだ。どうもなぁ。
「動物たちは何をしゃべっているのか?」山極寿一 鈴木俊貴 集英社
山極寿一は京大のゴリラ界の権威。
鈴木俊貴は東大の准教授で新分野を開拓。
ふたりの対談です。
山極はゴリラの会話が分かる。
鈴木はシジュウカラの会話が分かる。
どちらもサバンナのような平原で暮らしているのではない。
ゴリラもシジュウカラも森林草藪のなかで生活しているのだ。
見えるものより、耳での情報が発達して当然だ。
異種の鳥もシジュウカラの声に聴き耳を立てている。
異種の鳥類も近隣種の鳴き声を理解できるのだ。
お話は動物から人類の会話に移って行く。
人類は文字を発明したことで、文字では表現できないものを切り捨ててきたのではないか。
動物は文字にできないものを伝えあっているのではないか。
人類は文字化できないものは把握できないでいる。
高暮ダムの堰堤に到着、ここには12年ぶりにやってきた。堰堤が深く切れ下がっているなど覚えてもいなかった。まったく忘れていた風景なんだね。
ダムの湖面は下がっている。下の沓ヶ原ダムは満水だった。こんなに水量が乏しいのは通常の状態なのだろうか。今年が異常気象だったのだろうか。
湖面に沿って登って行くが、林が邪魔をして湖面が見えている風景には出会えなかった。
赤い橋がある。藤淵橋というのだ。ほぼこのあたりがダム尻なのだが、この辺りは水がなくて荒れた状態だなぁ。
川に沿って登って行くが、おっと、ここは直進すべきか、川沿いに下りて行くか。しばらく考えた。山沿いの道なら間違いない。川沿いの道ならショートカットになるんじゃなかろうか。
川沿いの道を選択、小学校の廃校があって、方向案内の矢印があるが、この時点でわたしの空間認識が混乱しています。矢印の方向が信じられない。
大谷橋という名前の橋を渡って、橋の下の川の流れを見ても、どっちが上流か下流か、こっちが上流だろう。
ふらふらと自転車を走らせて、おっ、誰かいる、道を聞こう。高野へ行くにはこっちでしょうか。
反対に来とるよ。逆じゃがのぉ。このま進むと高暮ダムへ行くよ。橋まで戻りんさい。川の流れをよぅ見ての、どっちが川上かよぅ見てみんさい。
大谷橋まで戻って、川の流れをよぅく見てみると、ほんまだ、川の流れを逆に見ていた。大袈裟に言えば空間識失調、平たく言えばぼんやりしていたのだ。
さっきの迷った分岐で、山沿いの道を行けば、間違いなく上流への道を失うことはなかったのだ。何度も橋を渡るので、その度に流れの方向が変わって、上流下流の認識が怪しくなってしまったのだ。
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「縁切り上等!離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル」新川帆立 新潮社
鎌倉に縁切り寺の東慶寺があります。それを雛型にして設定を組み立てます。
ここは鎌倉の東衛寺、縁切寺として名高い。
父親は元住職、長男に住職を譲って、まぁ、ぶらぶら。
娘がいて、司法試験に合格、寺の境内の蔵を弁護士事務所にしている。
環境に合わせて、弁護士としても主な仕事は離婚を扱っている。
離婚の依頼者を事務員に採用したり、幼いころ、母親が離婚して出て行ったり、いろいろです。
五篇の離婚話。中には同性結婚で、浮気したから離婚したい、と言う案件があったり、こんなのどうするんんでしょうね。
ふと思ったんだが、離婚専門の弁護士とは報酬はどうなるんだろう。
あんまり収入にはならないんじゃないかしら。
いえいえ、これは小説です。現実にはありえない設定だから面白いんです。
「ショート・セール」楡周平 光文社
何ページ目だったかな、株主は会社の将来を期待して株を持つんじゃない、短期間でいかに高リターンを得られるか、関心はそのひとつしかない、こうあります。
オリエンタル自動車が狙われている。投資ファンドのマッケンジーはオリエンタルに目を付けた。
中国の不動産会社とタイアップして、会社を中国に売りつけ、株式が高値のところで売り抜ける算段なのだ。
ウシジマ・ヒクマという投資ファンドがある。
これはエンジェルの立場、ハゲタカファンドに鉄槌を下すつもりなのだ。
真山仁の「ハゲタカ」とテイストは同じ、楡周平の初期の「Cの福音」シリーズ、朝倉恭介VS川瀬雅彦のシリーズのテイストが味わえる。
この小説の伏線に、パシフィック自動車が同じ手口で食い物にされている。
生け贄にされた経営者の娘がウシジマ・ヒクマの経営者なのだ。
親子での復讐劇でもあるのだ。
ネイティブ(インディアン)に特別な補償措置が設けられているのだ。それを悪用する、という手口を使っている。
おじぎですがね
漢字にあるように、このしぐさを言い表すのに、古代中国の言葉を写したのでしょうね
どうも今では、中国・韓国、このしぐさは見ることがないですよね
ヨーロッパ、アラブ、インド、アフリカでも、おじぎしてるとは思えない
今思ったのですが、お辞儀と書いて、中国人に意味は伝わるのでしょうか
伝わるならそれでよし、伝わらなければ、あぁ、やっぱり
お辞儀とは、現代中国では廃れた言い方、日本に残っている遺産なのでしょうね
こういうのは中国古代遺産と呼ぶべきなのかな
他には
法隆寺、四天王寺、唐招提寺などの中国様式の建築群
平安京から続く京都の中国伝来の条里制
曜変天目茶碗=日本にだけ存在する
などなど
これらは、中国で発しても、中国では破壊され、日本にだけ残っている中国様式遺産です
「流警」松嶋智慧左 集英社文庫
るけいと読みます。流刑のように流人のように流されてきた警官、そんな趣旨なんでしょうね。
南優月巡査長は傘見警部交番に配属になった。
コンビニ強盗を逮捕したが、護送中に交通事故を起こして逃走を許してしまったのだ、
その懲罰が、捜査一課から交番勤務となったわけだ。
榎木孔泉警視正が傘見交番に配属になった。
殺人事件が発生した。
傘見一番の富豪、作倉実阿子が殺害された。
関係者は、夫の春義、娘の邦穂、母親の阿きを、阿きをは老人ホームに入居中なのだ。
本線の殺人事件の他に些細な詐欺事件などが暇ネタで語られる。
著者は警察に勤務歴がある。
警官が不倫をすると、依願退職に持っていかれる。
敬礼に、室内での敬礼がある。
こういうのは職業ネタだなぁ。
北広島町を自転車で走ることで思うのは、千代田・大朝・芸北は自転車で走っているのに、豊平には自転車で走ったことがない。これは行かなきゃなるまいよなぁ。
中国道を千代田インターで下りて、国道261号線から国道433号線、途中の吉川元春城館跡へは、つい先日8月28日に行ってきたところなんですよ。
吉川元春城館跡は豊平の地内にあるから、全然豊平に踏み入れていない訳でもないのだよ。
そのまま車を走らせて、豊平の旧役場前あたりで国道433号線を離れて県道40号線を走ると道の駅豊平どんぐり村に行きつく。
大概の道の駅は道の沿線にあるもんだが、ここのは違う。道から引っ込んでいる。売店の他に宿泊施設やいろんなスポーツ施設を抱えている。
さんさん市という名の売店とそば道場どんぐり庵の間の駐車場に車を止める。
北には龍頭山が見えている。南を見ると、とよひらウィングという室内体育館が見えている。野球・テニス・フットサル・グランドゴルフ、などなどの設備が整っている。
車から自転車を引き出して走り出すとしましょう。
県道の脇に道の駅豊平どんぐり村と看板がある。道の駅そのものには看板がなかったよなぁ。
路面にはどんぐりコースとプリントしてある。サイクリングの案内プリントなのだよ。
ここに龍頭山への登山道取り付きがある。ここから龍頭山に登って行くのだ。遊歩道と案内があって、いかにも気軽そうにグレードを引き下げてPRしてある。
県道から真正面に龍頭山を見る。ここの山はむっくりと起き上がった山で、整備された道があるので歩き甲斐のある山だよ。
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9月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3694
ナイス数:127極楽征夷大将軍の感想
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NHKが悩む日本語 放送現場でよくある ことばの疑問の感想
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無人島、研究と冒険、半分半分。の感想
前に読んだ本に「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」があって、川上和人は面白いと深く印象付けられた。著者は現在50歳くらい。この本で、南硫黄島を探検しているが、それは30歳くらいのころ。まだ研究者若手のころだ。実は、40歳のころ、再び南硫黄島を探査している。最初は下っ端、今度は研究コーディネーターという役目を帯びている。50歳の今では、現場に出るのは若手に譲らなきゃならないかどうか。かなり頻繁にギャグを交えている。東大、東大大学院を経て、森林総合研究所鳥獣生態研究室長。大学以外でも研究者の道はある
読了日:09月21日 著者:川上 和人
こぼれ桜 摺師安次郎人情暦の感想
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読了日:09月18日 著者:梶 よう子
百鬼大乱の感想
とても読みにくい小説です。主人公は太田資長、幼名は源六、後世、道灌の名前で知られています。足利幕府のころ、関東には鎌倉公方がいて、さらに関東管領がいます。両社は勢力争いを重ね、鎌倉は焼け、古河に移って古河公方と称します。鎌倉公方・古河公方は奉公衆に支えられ、奉公衆の巨魁は簗田持助です。関東管領は上杉、太田の家は管領方に所属します。ここまでが半分。前半分は父太田資清が主人公、後半分は子太田資長、出家後の名前は道灌。京都は応仁の乱で、関東の混乱を仲裁する手はない。太田資長は、上杉管領が関東を掌握させるまでに至
読了日:09月14日 著者:真保 裕一
霜月記の感想
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マル暴ディーヴァの感想
前々作「マル暴甘糟」前作「マル暴総監」の発展版です。甘糟は巡査部長暴対係、総監とは警視総監です。総監は夜の見回り(お前は遠山の金さんか)をやっている。ヤクザのフロントが絡むヘロインの摘発事件です。他に出るのは、元警視監、ジャズクラブのマスター、現役の警視正、趣味でジャズシンガーをやっている。もちろん薬物の摘発はみごとに逮捕に至ります。設定がこんなに飛び跳ねた設定ですもの、シリアスな小説ではありません。くすぐりのキーがあちこちに転がっています。ディーヴァとはオペラ業界では歌姫のことを言います。ジャズシンガー
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【ドラマ原作】転職の魔王様2.0 (PHP文芸文庫)の感想
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長島忠義 北近江合戦心得 (〈二〉) (小学館文庫 Jい 04-2)の感想
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世界をめぐる動物園・水族館コンサルタントの想定外な日々の感想
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