動物たちは何をしゃべっているのか?
「動物たちは何をしゃべっているのか?」山極寿一 鈴木俊貴 集英社
山極寿一は京大のゴリラ界の権威。
鈴木俊貴は東大の准教授で新分野を開拓。
ふたりの対談です。
山極はゴリラの会話が分かる。
鈴木はシジュウカラの会話が分かる。
どちらもサバンナのような平原で暮らしているのではない。
ゴリラもシジュウカラも森林草藪のなかで生活しているのだ。
見えるものより、耳での情報が発達して当然だ。
異種の鳥もシジュウカラの声に聴き耳を立てている。
異種の鳥類も近隣種の鳴き声を理解できるのだ。
お話は動物から人類の会話に移って行く。
人類は文字を発明したことで、文字では表現できないものを切り捨ててきたのではないか。
動物は文字にできないものを伝えあっているのではないか。
人類は文字化できないものは把握できないでいる。
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