宙わたる教室
「宙(そら)わたる教室」伊与原新 文芸春秋
著者は理系の学者の出。定時制高校のことはどこで知ったんだろう。
定時制高校の先生藤竹が科学部を作ろうとする。
最初に岳人が釣れた。次にフィリピンの中年のパブのママアンジェラ、佳純はSFオタク、最後は老齢の長嶺さん、この三人で科学部を始めた。
科学部のテーマは、火星にクレーターがある。隕石が衝突してクレーターが生まれるのだ。
この火星のクレーターを地球で誕生させようとする実験なのだ。
この実験結果を学会発表するのだ。
学会とは、日本地球惑星科学連合大会、その中で高校生セッションで発表するのだ。
結果、大成功。
あとがきにある。それによると、実話を基にフィクションとして書いたのだ。
本屋大賞、直木賞を受賞しないかな、じゅうぶんイケテいると思いますよ。
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