ダークナンバー
「ダークナンバー」長沢樹 早川書房
題名の意味は、欠番、存在しない数字を指します。
ひったくり事件、放火事件への警察の捜査があります。
分析センターの女性警部が主人公です。
埼玉県警と警視庁に跨って彼女の指摘によって動いて行きます。
一方、東都テレビに上昇志向の強い女性ディレクターがいる。
女性警部と中学の同級生です。
タイアップを申し込みます。
それぞれのネタとヒキを提供し合う。
お互いのデータを照合すると、中国からの密航者が浮かび上がってきます。
それはダークナンバー=黒孩子を意味するのだ。
警察での生き方・過ごし方は警察小説でよく知っているでしょう。
テレビ局での生き方・過ごし方は読んだことがない。こんな風になっているのかい。
事態の展開がよく分からないまま、クライマックスに向かってなだれ込んで行きます。
女子高生もの、心霊ものの路線を捨てて、警察もの、事件ものに専念したほうがベターだと思いますよ。
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