東家の四兄弟
「東家の四兄弟」瀧羽麻子 祥伝社
東はあずまと読みます。
長男朔太郎、九州大学の理系の助手
次男真二郎、父の跡を継いで易者
三男勇三郎、倉庫会社で働いている
四男恭史郎、大学生水商売でアルバイト
父は易の世界ではそこそこの権威、崇拝者は多い。
筆致が淡々としているので、血沸き肉躍る感じではなく、遠くから眺めながら小説を読んでいる感じ。
なんにも事件がないわけじゃないですよ。
三男は上司が交代してストレスが高じて、九州の長男のところに行ったり。
父親が歩道橋の階段から落ちて入院したり。事件はあります。
でも、全般に日常茶飯事じゃん。
平和な一家のくらしが続いていきます。
だしぬけに終わります。唐突な終わり方です。びっくりします。
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