商い同心 人情そろばん御用帖
「商い同心 人情そろばん御用帖」梶よう子 実業之日本社
前作に、商い同心お調べ帖 宝の山 がある。
澤本神人(さわもとじんにん)北町奉行所諸色調掛同心。
以前は常町廻だったが、顔が濃い、ということで諸色調掛へとお役替えを命じられた。
仕事は、物価の調べ、無届の出版物の摘発、などがその仕事。
庄太を使っているが、自分の雇いではない、町名主の小者なのだ。
町名主も諸色の調べを仰せつかっているので、融通を付けているのだ。
消費者庁、公正取引委員会、保健所、警視庁捜査2課のような仕事をしている。
捕り物には出ない。そこは常町廻の仕事なのだ。
成り行きで、小姓頭番頭跡部良弼と知り合い、跡部と懇意の北町奉行鍋島にも呼び出される。
[女易者][母子像][御種人参][口入れ屋][落とし穴][五方大損]
« 1月に読んだ本 | トップページ | にがつはにげる さんがつはさる »
コメント