ブレイク
「ブレイク」真山仁 角川書店
[ハゲタカ]と同じく、社会派小説です。
ハゲタカの登場するアカマ自動車がここにも登場します。残念ながら、鷲津政彦は出てきません。
本編に次々と取り上げる人物が移り変わって行きます。
誰が主人公なんだろう。もう半分過ぎたんだがね。
地熱発電がお話しのテーマなんですよ。
原子力・太陽光・風力発電はそれぞれ推進母体があるが、地熱発電の推進基盤は小さいのです。
パイプとドリルの業者と地質学者のコンビなんです。
温泉利権・国立公園から阻止されて、開発する適地がありません。
巨額の開発費用が嵩むので、財務省からは見放されております。
そこを突破して地熱発電を推進していこうというお話しです。
半分まで読んでまだ、開発側が主人公なのか、阻止する側が主人公なのかわかりません。
最後の50ページで突然熱が入ります。
ここまで冷静だった筆致が突然熱を帯びます。
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