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2024年4月30日 (火)

昭和の日

昨日は昭和の日という国民の祝日でした。
昭和から、平成、令和と年号が変わっています。
昭和の日とはいかにもトッテツケタ感じが拭えません。

昭和の日という祝日はいつまで続くのでしょうね。
昭和生まれの人が全員亡くなっている頃には違う名前に変わっているでしょうね。

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2024年4月29日 (月)

三回目の芋面川完全踏破(自転車篇)

ほぼ平坦な道が続いて、芋面川の流れに出てきた。ここは川を下って芋面集落に入ってみようよ。数軒の民家がある。
この芋面集落は三若町の区域なんだよ。三次市合併前の行政単位は川西村、川西地区の中心は美波羅川にあって、山を越えて芋面川まで範囲が広がるのは不自然なこと。
恐らく、鎌倉時代・室町時代に強力な地頭がいて、版図を広げたものでしょうね。それが今でも続いているのだろう。
小学校、農協の地区割り、郵便配達など、準・神杉として組み直したと、どこかで読んだ覚えがある。
引き返すと、一級河川芋面川上流末端の標識がある。三次市三若町字城山甲162番の3地先と住所表示がある。紛れもなく三若町とあるでしょう。
ここからは自転車は押して登らなきゃ到底無理。
芋面川の流れも最初のクランク大曲りまでは見えていたが、二つ目のクランク大曲りでは流れの姿を消してしまった。
峠に出ました。峠の名前は知らない。お堂がある。一本の柱で出来ているから一本堂、奈良県では傘堂・からかさ堂と呼んでたよなぁ。
ここから下へ向かえば掛田大橋のところに出て、橋を渡れば川西コミュニティセンターや川西小学校がある。
今日は上への道を行く。やっぱり自転車を押しながら登って行く。
今日の最高地点がここなのだ。ここからはダラダラと下って行く。
民家が現れた。庭と道とが未分化で、道といわず、庭といわず、農業用ビニールを広げている。自動車が通れば邪魔だが、よその自動車が来る心配もないよなぁ。
帰って地図ソフトのマピオンで照合すると、この民家は三若町久留比の住所になる。
この民家の谷に新しい道が出来ているのだ。この下の新旧の道の分岐で迷ったところ、そこに新しい道が繋がっているのだ。
谷向こうの峠から先は有原町久留比の住所になる。峠から下ると民家が見えている。ゼンリンの地図では民家の形状が映し出されている。ほぼ接近した集落が大字が違うのはよくあることなんだよ。
隣接しあっている集落が別々の大字に分れているのはここだけじゃない。他にも幾つも見たことがあるよ。

編集が終わりました新しいページをアップしております。
これは一部分の抜き書きです。
全体の姿を見るなら、下のURLからお出でください。

http://sherpaland.net/bike/2024/bike-240425-imo3/bike-240425-imo3.html

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2024年4月28日 (日)

○○記念病院

なんで記念と入れるんでしょうね。
例えば、××病院などと、院長の名前をそのまま名乗ればええじゃないですか。
さらに、××記念病院とするのは、どこでその気になるんでしょうね。
人間国宝がいるから、○○記念陶器窯はありませんねぇ。
身内に文化勲章受章者がいるから、○○記念書店はありませんねぇ。
記念病院とするのは、病院だけの勲章なんでしょうかね。

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2024年4月27日 (土)

当たる もらえる

数年前ですがね、コンビニでポスター・幟で【もらえる】と宣伝が始まりました。
お、これは目を引くな、と感心したのを覚えています。
当たる、は客観的
もらえる、は主観的
もらえるの方が印象が強いです。
もらえるとは普通の言葉で、商標権・実用新案権で保護されるものではありません。
たちまち、あちこちで、もらえる、もらえる、とモノマネが始まりました。

もらえると言い始めたのはセブンイレブンですが、何の宣伝だったかなぁ。
何を買えば何をもらえるのか、どうだったかなぁ。

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2024年4月26日 (金)

役 読みは[やく]か[えき]か

[やく]と読む場合、役人、役職など
[えき]と読む場合、懲役、使役など
[やく]には中立的なイメージだが
[えき]には悪いイメージしかない

タンクローリーの後ろをついて走ると、niyac.corporation とある
漢字名は荷役なんだが、読みは[にやく]なんだなぁ
お願いだから、[にえき]と読んでくれるな、と伝わってきます

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2024年4月25日 (木)

姥玉みっつ

「姥玉みっつ」西條奈可 潮出版社
麻生の町家にお麓の長屋がある。
名主の書き役を請け負い、暮らしを立てている。
そこへ幼馴染のお菅が転がり込んできた。結局、同じ長屋に住まいした。
続いて幼馴染のお修が同じ長屋に転居してきた。
お麓の平安な日々は二人に掻き乱されることになった。
偶然、母娘の行き倒れに出会った。母親は亡くなった。
女の子が残り、二人のお節介でお麓が引き取ることになった。
表紙の絵を見てください。
紙に書き物をしているのがお麓、その隣に女の子。
飯屋で働いている姿がお菅、めかした格好がお修。
合理的なのがお麓、情に流されてしまうのがお菅とお修。
女の子は口がきけない。姥のお話しから幼子の話に変わる。
世知辛いねぇ。読むのが苦しくて、何度も本を閉じる。
読む気が続くのは、この少女がちゃんと生きていけるだろう。
その希望があるから読み続けられる。
最初は嫌な性格だやり口だと拒否反応が起きるが、実は、と聞くと、見掛けとホントとは違うじゃないか。
前半の読中感と後半の読後感は大違い。

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2024年4月24日 (水)

勇猛果敢、さらに続きを

昨日の勇猛果敢に続いて、ちょっと視点を変えます。
自衛隊三軍の特徴を表す四字熟語があります。

陸上自衛隊「用意周到、動脈硬化」
海上自衛隊「伝統墨守、唯我独尊」
航空自衛隊「勇猛果敢、支離滅裂」

それぞれの成り立ちを引き継いで、それぞれの気質・文化を言い当てたものです。
他人が言い立てるばかりではなく、自分たちも、そうかも、と納得しているところが苦笑い。

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2024年4月23日 (火)

勇猛果敢

勇 猛 これは分かる。単独であろうと、対句であろうと、意味は伝わってくる。

果敢 これが分からない。
1、果 敢 それぞれ、思い切ってやる、という漢字、という説
2、果は補助の漢字、敢の字を補助する
  思い切って***する
果敢は、思い切って敢えてやる、の意味
  完全に敢えてやる、敢えてやり切る、の意味
1、は間違いかも。2、を採用したいです。
------
漢文読み下しの雛型があって
例文を示せば
必然→必ずやしかるべし、このように、漢文を和文に読み下す用法
------

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2024年4月22日 (月)

むりやり むりくり

むりやりは知ってますよね、無理矢理と書く。
むりくりをたまに見ます。
むり八り→むり九り ダジャレの一種かしら。
使用例を見ていると、年齢層、地域別の偏りが見えてこない。

そんなに出てくるもんじゃないです。
一年に一度か二度、数年間見ることもない場合もある。
ただね、決して衰えない、何かの拍子で復活して見かけるんです。

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2024年4月21日 (日)

書いてはいけない

「書いてはいけない」森永卓郎 三五館シンシャ
[ジャニーズ事務所][ザイム真理教][日航123便はなぜ墜落したのか][日本経済墜落の真相]
ジャニーズ問題、マスコミの目つむりを糾弾している。
ザイム真理教、同じことを語っても、高橋洋一は端的に語る、森永卓郎の語りは印象が薄い。
日航123便、自衛隊のミサイル訓練の流れ弾に当たったのだ。ええっ!
日本経済墜落の真相、日航123便でボーイング社に泥を塗ったので、米国から仕返しされたのだ。
で、それからは、米国からは構造問題を常に突き付けてきた。
ここから先の内容が巨大なのだが、数行で情報を整理するのが難しい。
自分で読んで内容を理解してね。

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2024年4月20日 (土)

風立ちぬ

[風立ちぬ]、このフレーズは100%近くの人が知っています。
風立ちぬに続くフレーズを知っていますか、知ってる人はおそらく50%に満たないか。
[風立ちぬ、いざ生きめやも]
では、生きめやも、の意味を知っている人は?
おそらく10%以下か。
わからなくて当然、原典はフランスの詩から来ているのだそうです。

翻訳に、素直な翻訳と反語的翻訳があるのだそうです。
どっちに立つかで意味は正反対になってしまう。
そんなでは分からなくて当然、10%以下になって当たり前なんです。

で、結局
[風立ちぬ]、このフレーズを知っているだけでじゅうぶん。
この先を深掘りすると、風に煽られて迷子になってしまいます。

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2024年4月19日 (金)

江戸の夢びらき

「江戸の夢びらき」松井今朝子 文芸春秋
江戸の芝居町に一人の男の子が生まれた。
真っ赤な姿で生まれてきた、と海老蔵と名付けられた。
顔立ちがよろしいと役者になった。
市川段十郎と名付けられた。
のちに、市川團十郎と名前を改めた。
市川團十郎が売れ出して、大名題になる。
荒事という芸風を生み出して当たりを取る。
恨まれて団十郎が横死して、息子が二代目團十郎を襲名し、苦労の末、大名題の地位を確立する。
顔の隈取は二代目の工夫から生まれ出たものです。
語り口が痛快なんですよ。
会話ではなく、地の文が講談の語りさながら、目は字を追っているのだが、口でもつぶやいてリズムを取っております。
そんなこんなで、なかなかページが進まない。これはほめているのだよ。
いやぁ、面白い。

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2024年4月18日 (木)

丁寧に

丁寧というと、親切丁寧と世間では受け取りますよね。
政界では、そうじゃないそうなんです。
説明・説得の心得を説くことのようです。
繰り返し説明すること。
分かったと言うまで説明すること。
罵られても怒ってはいけない、もう一度最初から説得すること。
説明・説得するのに、取引材料があれば活用すること。
バーターがあれば呑んでもよろしい。
法案が通ったり条約が批准されるのも、丁寧な作業があってのことです。
丁寧な説得とは限りません、丁寧な脅迫があってのことかもしれません。

およそ、親切丁寧とは違う概念でしょ。

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2024年4月17日 (水)

高谷山、南麓・三次大橋から北麓・旧粟屋駅へ(自転車篇)

尾根をヘヤピンカーブで曲がって折り返すと、送電線の邪魔になるからと樹木が切り開きになっている。そこからは、登ってきた亀谷の道がよく見える。三次大橋、その向こうの三次市街地が見えている。
くたびれて道路に腰を下ろして休憩していると、ピッピッと自動車の警笛が鳴る。意外に交通が繁多なのだ。あちこちで出会って3台ほど道を譲った。
やっと民家が見えてきた。大平の集落なのだ。道路沿いに集会所らしき建物があって、前大平集会所と看板がある。
傾斜が緩んで、自転車を漕げるようになってきた。漕げるところは漕いで行こう。
中国自然歩道は瀬戸内海沿岸から岡山県境沿いに進んで三次の地は通らない。広島県自然歩道が三次を貫いている。その自然歩道を横断するのだ。
広島県自然歩道の標柱が立ててある。大平 三次と書いてある。自然歩道は舗装路を行かずに山の中の道を行くのだ。標柱の向こうに建物が見えている。後大平集会所なのだ。
舗装路があって、高北広域農道なのだ。この道は何度も自転車で通ったことがある。広域農道を横断して、斜面の北側に向かう。
民家が点在している。集落の最後の家が見えている。ここは何という集落ですか、と聞いたが、おじいさん、声を張ってくれないので声が届かない、ありがとうと去ることにする。
最後に民家を過ぎると、むちゃくちゃ急な下り坂になる。こんな道だが、写真に真実を盛り込めない。ブレーキを必死に握り締めるのだよ。
対向車がいなくてラッキーだった。やっと北側の麓まで下りてきた。三江線の線路と並行して進む。踏切の線路は取り除いてある。他の線路は撤去費用が高い。置き去りにするしかないね。
県道112号線を進んでいるのだよ。旧粟屋駅は近い。旧粟屋駅のプラットホームの屋根の下で弁当を食べよう。おおむね昼食の時間なのだよ。

編集が終わりました。新しいページをアップしています。
これは一部分の抜き書きです。
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2024年4月16日 (火)

舅 姑

どっちがどっちだったかな。
舅がしゅうとで、姑がしゅうとめ
男の字が入っているのが舅で
女の字が入っているのが姑
舅姑、[しゅうとしゅうとめ]とも読みますが
[きゅうこ]とも読むのだと知ってて下さい。

それを知っててどうなるの?
いやぁ、クイズに勝てるじゃありませんか。

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2024年4月15日 (月)

茶室の入口は躙り口

躙り口のことですがね
躙の字は書けますか。
にじりくちとタイプすれば躙り口と出てきます。
そうではなくて
単独の漢字を引っ張り出せますか。

それはね
じゅうりん、じゅうりんとタイプしてください。
蹂躙、蹂の字を削除すればええのです。
ふみにじり ふむ わけです。

体をかがめて、膝をにじりにじりと進めて行って、やっと入れる。
太った人にはえらく窮屈な入り方なんですよね。
千利休は太った人が嫌いだったのかも。

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2024年4月14日 (日)

息をするように嘘をつく

よく見かけるフレーズですが、日本語としてはどこか変。
息をするように嘘をつく、これが変なのは翻訳調だからです。

日本語ではそんな風には言わない。
言い換えるなら、息をしながら、嘘をつく
これなら、そうそう、そういうヤツを知っている、と賛成してもらえるかな。

あるいは、息が乱れることなく、嘘をつく
これなら、抵抗なく耳に入って行きます。

それでも、息をするように嘘をつく
これが受け入れられているのは、翻訳調であるからこそ、なんでしょうかね。
日本語文脈から離れているから、存在感がある、のでしょうかね。

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2024年4月13日 (土)

官憲 官権

どっちも[かんけん]と読みますが、正しくは官憲の文字を使います。
官の権力、官の横暴を指す言葉です。
印象としては、官権のほうが近いのだがなぁ。

憲の熟語は
官憲 憲法 憲兵
極めて硬質なものです。
憲の字に柔和なものを求めてはいけません。

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2024年4月12日 (金)

魔方陣 魔法陣

魔方陣が正しく、魔法陣が間違っている、のだそうです。
magic square の翻訳だから、魔方陣が正しい、のだそうな。
魔・方陣 魔法・陣
ついつい、魔法陣だと思い込んでしまうのはしかたがない。
方陣が存在するとは、思いもよらないことだものね。

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2024年4月11日 (木)

一日署長

「一日署長」大倉崇裕 光文社
ヒロインは五十嵐いずみ、警視庁に入った。
最初の配属先は資料室、上司もいない、同僚もいない、前任者から引き継ぎを受けた。
仕事は段ボールの中の資料をパソコンに入力することだ。
資料を入力していると、異変が起きてきた。
1985年の北両国署の事件、放火殺人事件だった。
シュィィィィンとパソコンが鳴ると、いずみは北両国署の署長室にいた。
署長の姿に成り代わっていた。
いずみは署長の姿で捜査を指揮し、真犯人を挙げた。
シュィィィィン、いずみは元の姿に戻って、資料室の中にいた。変身できる時間は一日限りなのだ。
入力していた資料は消失していた。迷宮事件だったのが解決していたのだ。
このように、時間空間を越えて署長に変身するケースが5篇の短編小説です。
普通、タレントが署長に扮してイベントを行うもんですよね。
そうではなく、一日、いずみがそれぞれの署長に憑依して捜査するお話しです。

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2024年4月10日 (水)

○○からのお願い

【○○からのお願い】
【○○は広告収益で運営しています】
このあと、広告に強制的に誘導する文言が続いています。
ネットでの記事に挟み込まれるフレーズです。
自分の意思で見ているのだからと誘導しています。
まるで自分で決断したような体裁を取っているが、強制じゃないか。
広告を見るしかない、他に選択肢はないじゃないか。

これ、公正取引委員会か消費者庁が救済に乗り出すべき案件だと思うよ。

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2024年4月 9日 (火)

時速60キロ

自動車の制限速度ですがね
わたしの快適なスピードは時速60キロです。
高速道路じゃない下道で、制限速度は60キロではありません。
たいてい、50キロ、40キロ、場合によっては30キロもあります。

わたしの若いころ、制限速度は60キロでした。
それで、刷り込みというか、慣れてしまったというのもあります。

いつの頃からか、制限速度は60キロから50キロに変更されました。

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2024年4月 8日 (月)

呪護

「呪護」今野敏 角川書店
[じゅご]と読みます。
このシリーズの最新作に[脈動]があります。
それを読んで遡って「呪護」にたどり着きました。
玄妙道の池垣亜紀、高校生なのだ。
鬼道衆の鬼龍光一、奥州勢の安倍孝景、お祓い師なのだ。
警官富野もトミ氏といって術を施す家系なのだそうな。
玄妙道と真立川流の術をめぐる戦いです。
東京には平将門、天海僧正の二重の結界が施されている。
真立川流の陰謀で結界が破られそうになっている。
ほら、地震が迫っている。台風が近寄っている。
今野敏、実に楽しそうにお話を展開している。
これは作家のレクリエーションなのだ。
題名からして、いかにもオカルトだなと避けてきましたが、どこがオカルトなもんか。

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2024年4月 7日 (日)

県警の守護神 警務部監察課訴務係

「県警の守護神 警務部監察課訴務係」水村舟
警察小説新人賞第二回受賞作品です。
某県警に競輪選手上がりの女子が入った。
初任地でパトカー出動があった。
バイクが転んだので救けに行った。
後続車に轢かれて瀕死の重傷を負った。
バイクの少年の母親から県警が訴えられた。
取り扱うのは、警務部監察課訴務係、荒城巡査長、裁判官から警察に転職してきたのだ。
第1部では、丸山弁護士との攻防、裁判は示談に持ち込んで解決するんだけど。
荒城の訴訟戦術は、嘘をつけ、これは民事事件だ、裁判長には上手な嘘をついたほうが勝ちなんだ。
第2部、ピストル発砲事件、これもきれいに丸め込めます。違う、汚く丸め込めます。
「守護者の傷」堂場瞬一が同じく訴務課の事件を扱っています。ここは前職が裁判官ではなく弁護士であるという違い。

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2024年4月 6日 (土)

ライドシェアで成果を横取りするのは

田舎では、ライドシェアでタクシー不足を乗り切ろうと計算を立てています。
そこで虎視眈々と狙っているのが、中国人グループ。
白タクで空港から中国人を一気にさらい、白ナンバーのバスでホテルからホテルに送り継ぎます。
もちろん通訳ガイドは中国人で、その誘導に従います。
金を支払うのは中国人経営の会社で、中国人の中で循環させる態勢を敷いています。

ライドシェアを先行して実行しているわけです。
現状を追認する結果になりそうです。
これでええのか。

聞きかじり読みかじりを基に、ここまで書いてきました。
風説の流布と断じられて、フェイクニュースと罵られるでしょうか。
呑み屋談義と同様に他愛もないものと、咎められないのでしょうか。
SNSでモノを発すると、ふたつの側面があるので、どっちから見られているのかなぁ。

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2024年4月 5日 (金)

非弁護人

「非弁護人」月村了衛 徳間書店
宗光彬は検事だ。担当する裁判で負けた。
派閥争いに巻き込まれて収賄で懲役となった。
弁護士資格を失った。
相棒の篠田啓太郎検事は検事を辞め、弁護士になった。
宗光は非弁護人としてヤクザをクライアントにして仕事するしかなかった。
パキスタン料理店のコックの息子、マリクに3300円で雇われた。
友達の韓国人のアン・ソユンの姿が消えた、探してほしい。
これが始まりで、大量の行方不明者がいることを掴んだ。
ヤクザ食いと言うことで、東西のヤクザの大立者に事情を明かした。
やめたヤクザで行方不明者のリストが欲しい。
ここから宗光の戦いが始まった。
篠田は弁護士として法廷に立つ。宗光は非弁護人、法廷外で情報を集める。
表紙の顔の絵はデスマスク、これがお話しのキーになるのだ。

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2024年4月 4日 (木)

ちゃうんとちゃうか

大阪弁・関西弁ですがね
東京弁で言い直すと、違うと言っているけど、それは違うのじゃないか
二重否定で、違わない、ということになってしまう

待て待て、そうではないよ
リンゴとちゃうか→まさにリンゴやがな
焼肉とちゃうか→まさに焼肉やないかい
大袈裟表現、喜び表現の一種なんですよ

○○とちゃうか、こういう構文があるんですよ、大阪弁にはね
○○に、ちゃうを当て嵌めて、ちゃうんとちゃうか

ちゃうんとちゃうかは、二重否定ではないよ
強調の言い方、大袈裟な言い方なんですよ

ただね、日本語学校の教材に取り上げるのは止めたほうが賢いと思うよ
そこは、向き不向きっちゅうものがありますがな

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2024年4月 3日 (水)

江の川を廃駅作木口まで往復(自転車篇)

大きく曲がる半円を描いて、作木カヌー公園の対岸まで来た。カヌー公園側からは公園の全貌は見えない。対岸から見たほうが全体の姿がよく分かる。
公園の下流のどこかに広島県と島根県の県境、安芸高田市と邑南町の境界があるのだが、境界看板がないので、ここだという場所は確定できない。
そのまま進んで三国橋があり、作木口駅の廃駅がある。駅前には人出があって、踏切には臨時の信号機が設置してある。何かのイベントをやっているのだ。
その時は、踏切ゴッコをやっているのだろう、と思っていたが、そんなもんじゃない、えらく金のかかる遊びをやっているのだ、と分かってくる。
そのまま進んで下流に向かう。丹渡橋がある。左岸の邑南町側には橋の袂に地蔵像がある。交通事故の供養か水難の供養か、どっちなんだろうね。
丹渡橋の丹渡とは作木側に丹渡集落がある。近くに江平駅があって、駅の名前は邑南町側の江平集落から付けたのだ。
川向こうの三江線を見ると、ディーゼルカーが動いている。イベントはこれだったのだ。三国橋を渡ってトラックでディーゼルカーを持ち込んだのだ。へぇぇ、やるねぇ。
作木口駅から江平駅にかけて本物のディーゼルカーを走らせているのだ。本物の保管といい、保管場所からここまでの輸送費用といい、けっこう金がかかった遊びなんだよ。
丹渡橋から上流へ引き返す。ちょっとの距離で川の駅常清がある。ここの駐車場を借りて弁当にしよう。
今年初めてツバメを見た。数羽が群れて飛んでいて、川の駅の軒下に巣を掛けようとしているのだよ。
川の駅からちょっとで三国橋がある。備後(三次市)安芸(安芸高田市)石見(邑南町)。
三国橋の南の山に三国山がそびえている。三国山は一ヶ所ではないらしい。ある説によると、江の川両岸の山は全部三国山なのだそうな。エリア全部をそう呼ぶのだそうな。
丹渡橋の下流に両国橋がある。ここは備後と石見を結ぶ橋なんだよ。右岸が備後、左岸が石見、位置関係が混乱するけど、これでええのだよ。もっと頑張って両国橋まで行きたかったな。

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2024年4月 2日 (火)

脈動

「脈動」今野敏 角川書店
警視庁の結界が破られた。
そのせいで、不祥事が頻発する。
不祥事と言うな、こういう場合は非違行為と言うんだよ。
富野輝彦は警視庁本部の巡査部長だ。
結界が破られたならもう一度結界を張らねばなるまいて。
玄妙道の池垣亜紀、高校生なのだ。
鬼道衆の鬼龍光一、奥州勢の安倍孝景、お祓い師なのだ。
他に陰陽師本家の萩原兼隆も参加する。
警官富野もトミ氏といって術を施す家系なのだそうな。
勢ぞろいするまでがハイライトで、結界を張り直す作業はあっという間に終わってしまう。
結界を破ったヤカラは意外に小者で、たいしたことはない。

今野敏は警察小説が主力で、これはレクリエーションで書いているのじゃないかな。
「我が名はオズヌ」などのオカルトものがあって、本人は楽しんで書いていると思うよ。

読書メーター

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2024年4月 1日 (月)

3月に読んだ本

3月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:3845
ナイス数:180

ジブリをめぐる冒険ジブリをめぐる冒険感想
鈴木敏夫と池澤夏樹の対談です。所々、編集部が突っ込みを入れて、方向修正します。ふたりの断簡断片を挟んで膨らませます。わたしが映画館で見たのは、[もののけ姫][千と千尋の神隠し][崖の上のポニョ]くらい。初期のものは知らないし、最近のものも知らない。まぁ、全部を知らなくても差し支えないでしょう。そもそも、池澤夏樹が何者か知らずに読み進めているんだもの。途中で分かりましたが、この本は「君たちはどう生きるか」へのパブリシティなんです。公開前に関係者内で試写会して、そこに池澤夏樹もよばれているのです。これは宣伝の
読了日:03月29日 著者:鈴木 敏夫,池澤 夏樹


鳥人王鳥人王感想
間口の広い作家でね、今回はスポーツものなんですよ。額賀澪には、競歩王、タスキメシシリーズなどのスポーツものがある。主人公は御子柴陸、漫才をやっていて三十過ぎ、もう行き止まりかも。地上波テレビで番組をやっているが、スポーツ番組、アスリートhallenge に出演している。次の企画は棒高跳、マスターズ(中高年齢)陸上の記録を越えようという趣旨なのだ。番組の対抗馬にオリンピック出場を目指すの陸上の選手が出る。犬飼優生。正統なアスリートとアスリート芸人の番組だ。漫才の相方からは解散を申し出られて、スポーツ芸人一本
読了日:03月27日 著者:額賀 澪


数学の女王数学の女王感想
爆弾の爆発があった。理系の大学で、学長が桐生真、男性ではなく、女性の学長なのだ。副学長が三島哲也、アリバイが怪しい。沢村依理子が主人公、博士号持ちで警察に入り、生活安全課に属するが、緊急招集で刑事一課に配属になった。容疑者は三島副学長に絞られていく。沢村に違和感あり。どこかちょっと違う。桐生教授、三島教授、ともに数学が専攻。もう一人、数学専攻の関係者がいる。三島教授の妻、三島涼子。題名が「数学の女王」とあり、中盤から匂わせているので、巻末に向かってまっしぐらにお話は進む。犯行動機はジェンダー問題のコジレで
読了日:03月25日 著者:伏尾 美紀


北緯43度のコールドケース (講談社文庫)北緯43度のコールドケース (講談社文庫)感想
北緯43度とは札幌のこと、コールドケースとは迷宮事件を指す。第67回江戸川乱歩賞受賞作。主人公は沢村依理子、博士号持ちでアカデミックに絶望して警察に入った。最初は総務部門に配属されたが、始めて所轄に異動した。倉庫の廃屋で女児の死体が発見された。沢村は所属する生安少年係から捜査課殺人班へ応援に出た。過去、女児誘拐があって、その犯人はまだ検挙されていない。その線から沢村は独自の捜査を始める。新聞社へ密告があって、監察は警察内を探し始める。沢村が目を付けられた。生け贄になりそう。そこから一挙に展開、沢村の働きで
読了日:03月24日 著者:伏尾 美紀


天保十四年のキャリーオーバー天保十四年のキャリーオーバー感想
江戸時代の富籤のお話し。違法な陰富が横行している。奉行所が陰富を仕切っているのだ。南町奉行所奉行・鳥居耀蔵、この男が首魁なのだ。讒言を用いて矢部定謙を改易させ、切腹に追い込んだ。その息子・矢部鶴松、七代目市川團十郎、噺家立川談志、お葉=柳亭種彦の娘、父に代わって読み本を書いているのだ。三人とも、歌舞伎興行を禁じられ、寄席は廃止となり、本の出版は停止となった。その恨み、鳥居耀蔵の陰富を暴こうと言うのだ。ノミ行為の乗っ取り、暴き、段々と計画は実現して行く。最後、土壇場での暴き方、びっくりするねぇ。これは読まな
読了日:03月22日 著者:五十嵐 貴久


一流刑事VS.一級泥棒 ―捜査第一課の光と影一流刑事VS.一級泥棒 ―捜査第一課の光と影感想
筆者は群馬県警の刑事畑、高崎署の署長を経て警察学校の校長で退官している。この本では、関川仁と名乗り、ジンさんと呼ばれている。この本は小説ではないな、自叙伝、泥棒列伝、エッセイ、ドキュメント、そんなとこでしょう。1章2章では、ジンさんとネコ(猫田)の攻防を書いている。ネコ(泥棒)がジンさん(刑事)に惚れてしまったのだ。そのへんのところを書いている。4章では、泥棒庄平が刑事を恨むお話し、ジンさんには心を許すのだが、徹底的に嫌う刑事がいる、というお話し。3章は、琴線に触れる内容ではないのでパス。人情警察モノ。。
読了日:03月19日 著者:飯塚訓


鋼の絆 ギンイチ消防士・神谷夏美鋼の絆 ギンイチ消防士・神谷夏美感想
銀座第一消防署(ギンイチ)の消防士神谷夏美のシリーズだ。既刊に[炎の塔][波濤の城][命の砦]がある。これだけ既刊があって、これはゼロ巻です。神谷夏美は八王子第七消防署勤務、ギンイチで研修を受けるように辞令が出た。ギンイチには消防学校が併設され、総務省消防庁と、東京都消防庁の両方に所属する。全国から30名が呼び寄せられ、振るい落とされて精鋭が残る。消防学校は村田が掌握している。パワハラの権化にしか見えない。消防士を精鋭にするにはこれしかないのだ。誰が見ても、神谷夏美は不適格に見える。体力が足りない。そこを
読了日:03月17日 著者:五十嵐貴久


警官の酒場警官の酒場感想
道警・大通警察署とサブタイトルにあります。盗犯係の佐伯と新宮はスマホの盗犯を追っています。自動車から6個のスマホを落とした事件があるのだ。少年係の小島は女子高生がスマホをひったくられた事件を追っている。津久井と滝本は機動捜査隊のパトカーに乗っている。札幌から南の厚真の競走馬牧場で強盗殺人があった。散弾銃が盗まれている。札幌へ北上する途中仲間割れで殺人があった。スマホが連絡手段なのだ。闇サイトで闇バイトを募集して一発勝負するのだ。題名の警官の酒場、読めばなるほどと納得できる。よくある印象題ではないのだ。。。
読了日:03月15日 著者:佐々木 譲


守護者の傷守護者の傷感想
第一部[敗訴]第二部[R]の構成だ。水沼加穂留は県警本部訴務課に配属された。そこへ弁護士の新人が配属された。新崎大也。グループの首魁と見られる人物を起訴し損ねた。その首魁の人物から不当取り調べと告発があった。録音データが裁判で飛び出して、これではムリだ、敗訴になった。ここからが第二部[R]がこの小説のメダマです。警察には派閥がある。学閥、地域閥、そうじゃない閥。神奈川県警にはR閥があって、蔓延っている。第一部で敗訴した刑事もそれに属している。水沼加穂留、派閥を刈る、根絶やしにする。新崎大也も派閥を根絶やし
読了日:03月13日 著者:堂場 瞬一


隆明だもの隆明だもの感想
吉本隆明という人がいます。その娘、長女、漫画家、エッセイスト、ハルノ宵子。次女に、吉本ばなながいます。吉本ばななの本は幾つか読んでいます。わたしとの繋がりはその程度。吉本隆明など読んだこともありません。読む気もありません。なんの気なしに読んでみた。いやぁ、繋がらない。この本の三分の二は吉本隆明全集の月報のコラムから採録したものです。ハルノ宵子が書いたものです。すまん、その三割程度読んで読むのを放棄しております。残りの三分の一は姉妹対談、ハルノ宵子と吉本ばななの対談です。ごめん、これも琴線に触れるところはな
読了日:03月10日 著者:ハルノ宵子


パッキパキ北京パッキパキ北京感想
夫は幹部社員で北京にいる。わたしは菖蒲(アヤメ)、銀座のホステスから妻になったのだ。北京の夫から泣き言が来た。寂しいからこっちに来てくれ。あんまり無下に断ると離婚を切り出されそう。行くことにした。菖蒲の北京暮らしが始まる。会話でお話を進めていく小説が多いが、これは会話が少ない。心象風景や状況説明が多い、ト書きが長いお話しはクドクドと話が粘るものだが、意外にも、サッパリと次々に切り替えてくれるので、読むに飽きない。半分まで来て、まだトラブルなりバトルが出てこない。著者は北京には住んだかどうか、実在感がスゴイ
読了日:03月09日 著者:綿矢 りさ


仕事のためには生きてない仕事のためには生きてない感想
主人公は多治見勇吉、両親の影響でロックの道を育ってきた。大企業のミカゲ食品に籍を置いている。仕事はそこそこで[デスペラーズ]というバンドでベースを弾いている。社長のSNSでの発言[スマイルコンプライアンス]という言葉が大炎上した。防戦するため、スマイルコンプライアンスを普及させるための組織を発足させた。そのリーダーに勇吉が任命された。その概念・理念は勇吉の双肩にかかっている。いや、自由ではないのだ。役員会の千本ノックがあるのだ。これ、悲惨な結末が予想できるでしょ。ところが、予想と違うハッピーな展開が待って
読了日:03月07日 著者:安藤 祐介


めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作りますめざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります感想
サブタイトルに、刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります。43歳で刑務所の栄養士として刑務所に赴任する。今まで男の栄養士はいたが、女性の栄養士は刑務所では初めてのことだった。みりんもバナナの皮もアルミ包装もNG! みょうがはどこまでむくんですか 全国刑務所人気ナンバーワン!「どんぶりぜんざい」「愛情の安売りはよくないですよ」とたしなめられて 以上が章立てタイトル、管理栄養士、文才あり。もちろん、ミシュランをネタにしてムショランと名乗っている。コックは受刑者たち、よっぽど困る時は管理栄養士が助太刀
読了日:03月05日 著者:黒栁 桂子

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