県警の守護神 警務部監察課訴務係
「県警の守護神 警務部監察課訴務係」水村舟
警察小説新人賞第二回受賞作品です。
某県警に競輪選手上がりの女子が入った。
初任地でパトカー出動があった。
バイクが転んだので救けに行った。
後続車に轢かれて瀕死の重傷を負った。
バイクの少年の母親から県警が訴えられた。
取り扱うのは、警務部監察課訴務係、荒城巡査長、裁判官から警察に転職してきたのだ。
第1部では、丸山弁護士との攻防、裁判は示談に持ち込んで解決するんだけど。
荒城の訴訟戦術は、嘘をつけ、これは民事事件だ、裁判長には上手な嘘をついたほうが勝ちなんだ。
第2部、ピストル発砲事件、これもきれいに丸め込めます。違う、汚く丸め込めます。
「守護者の傷」堂場瞬一が同じく訴務課の事件を扱っています。ここは前職が裁判官ではなく弁護士であるという違い。
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