呪護
「呪護」今野敏 角川書店
[じゅご]と読みます。
このシリーズの最新作に[脈動]があります。
それを読んで遡って「呪護」にたどり着きました。
玄妙道の池垣亜紀、高校生なのだ。
鬼道衆の鬼龍光一、奥州勢の安倍孝景、お祓い師なのだ。
警官富野もトミ氏といって術を施す家系なのだそうな。
玄妙道と真立川流の術をめぐる戦いです。
東京には平将門、天海僧正の二重の結界が施されている。
真立川流の陰謀で結界が破られそうになっている。
ほら、地震が迫っている。台風が近寄っている。
今野敏、実に楽しそうにお話を展開している。
これは作家のレクリエーションなのだ。
題名からして、いかにもオカルトだなと避けてきましたが、どこがオカルトなもんか。
« 県警の守護神 警務部監察課訴務係 | トップページ | 時速60キロ »
コメント