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ふと気が付くと、隣家の畑の中の大木が倒れて電話線にもたれかかっています。
このままでは断線してしまう。
電話帖には、電話番号113に電話するように書いています。
西日本全エリアから113に電話が集まるのに、自動音声対応、ちっとも先へ進みません。
電話の電柱に間借りしてケーブルテレビのケーブルが敷設してあります。
ケーブルテレビ会社からNTTに連絡してもらおう。
聞いたところでは、ケーブルは公設民営、三次市が敷設してケーブルテレビ会社が借りているのだそうです。
ケーブルテレビから市役所に連絡して、そこから地元のNTTに連絡してもらう。
しかしなぁ、これでは、取り次ぎ取り次ぎで、連絡が通るかどうか怪しいもんだな。
インターネットでの倒木伐採を依頼するページでやってみよう。
一回目、要件を満たしていません、と撥ね付けられてしまう。
たぶん、写真のサイズが大きいのだろう。解像度をうんと落とす。
今度は受け付けてもらえた。
受け付けました、のメールが到着しました。
翌日、地元の電気通信業者がやってきて、倒木の処理を終えました。
めでたし、めでたし。
ケーブルテレビ経由での電気通信業者、一日遅れで到着しました。
昨日別の会社に伐ってもらった、ゴメン、ゴメン、で帰ってもらいました。
ははぁ、このルートからでも有効だな。
それに引き換え、電話番号113は全然効き目がありません。
「本のエンドロール」を読みましたが、語り足りないものがある。
図書館で借りましたが、内容にストレスが溜まってなかなか読み進められない。
さらに2週間延長しました。それでも読み進められない。
返しました。数日時間を置いてもういっぺん借りよう。
ところが、本の題名・著者名を忘れてしまった。
だいたいこのへんの棚にあったんだがなぁ。
なんやかんやで数週間経過しました。
自分の過去ログを読み直してみよう。書いてあるはずだ。
見つけた、著者名は安藤祐介だ。
「仕事のためには生きてない」「おい!山田」などを読んで発見した作家だった。
図書館でありました。棚の一番下の段にあった。これじゃぁ見つけにくいよねぇ。
真っ先に、栞の紐、確認しました。わたしが途中まで読んだところに挟まっている。
この数週間、だれにも借りられことなく、わたしを待っていたのだ。
再び借りました。
むやみに熱量の多い小説で、ハイライトの部分はとても輝いているんですよ。
ドヨンと沈む部分は徹底的に沈み込むので、精神衛生上とても悪い。
四つに組んで、捻じ伏せ、捻じ伏せ、巻末までたどりつきました。
読後感は、明るいですよ。途中は、ハイライトと真っ暗闇とが入り混じっているから、ひとによっては耐え切れず脱落するかもしれない。
「本のエンドロール」安藤祐介 講談社
慶談社の子会社で印刷会社の豊澄印刷の社員のお話し。
浦本はロマンチスト、印刷会社はメーカーですと言い切る。
先輩の仲井戸はリアリスト、注文された仕様をきっちり果たすだけです。
二人とも営業、ただし、受けた仕事をそのま流すと現場にシワが寄る。
印刷職人もギリギリの納期で回している。
慶談社の事情も語られるし、小説作家の事情も語られる。
印刷会社の内情がこれほどルル細かく語られることは空前絶後だろうな。
映画ならエンドロールにスタッフの細々が流れるでしょう。
この本では異色、巻末に、実際の印刷会社は豊国印刷(株)
印刷に関わった職人全員の名前が書いてあります。
運送事務、運送会社まで列挙してある。
本のエンドロールそのものだなぁ。
「あんまりな名前」藤井青銅 扶桑社
1章 「バカマツタケ」食べてみませんか
○侮蔑系あんまりな名前
2章 きみって「ヘクソカズラ」みたいだね
○尾籠系あんまりな名前
3章 「ピカソ」は、なぜ寿限無寿限無~より長い?
○寿限無系あんまりな名前
4章 誤植じゃありません、「南あわじ市市市」
○理路整然系あんまりな名前
5章 一体、どっちなんだ、「チビオオキノコ」!?
○矛盾系あんまりな名前
6章 今晩の夕食は、「さつきみどり」の漬物です
○詐欺系あんまりな名前
7章 「ウッカリカサゴ」に罪はありません
○安易系あんまりな名前
8章 「東京ドイツ村」、さてどこにあるでしょう?
○あやかり系あんまりな名前
永年書き溜めたメモ帳、いや、筆者の職業からすると、ネタ帳からピックアップして書き上げたもの。
イラストは庄野ナホコ、見開き2ページの左面にイラスト、文章にじゅうぶん四つに組んでいる。
「ゆうびんの父」門井慶喜 幻冬舎
ご存じ前島密の物語です。
さぞかし湯便事業の立ち上げからとうとうと語る、と思うでしょ。
世に出るのが遅い。
550ページの分厚い本ですが、明治政府に出仕するのが391ページ。
7割ほどのマクラがあって、3割の本編があるのです。
産まれた名前は上野房五郎、武士の家に生まれたが、父親が亡くなって、今は百姓の身分です。
運良くも漢籍を学び、長崎に留学して、オランダ語から英語に転じて語学を身に着けます。
幕末の幕末、御家人の末期養子となって、前島房五郎と名乗る。
のち、前島密と名前を改める。
明治政府に出仕してからは、怒涛の勢いで働き始める。
郵便を基礎から作り上げたのは前島密の功績です。
ここにも地図の看板がある。県道には行かずに直進して、その先を自然に左に曲がって行くのだ。
山の中の道を行くと地図と照合すべき目印が何も見当たらない。たまに溜め池に遭遇する。地図と現地とをマッチさせるには重要なポイントなんだよ。
ここが前半部での最高地点、広石集落と別所集落の間の峠なんだよ。下りたところが別所集落。
ここも交差点を直進するのだ。棲真寺、向用倉農業公園への看板があるが、どれも平地への方向ではなく山への方向を指し示している。
フライトロードの看板があって、県道49号線を進めばよい、ただし、それは自動車への案内、自転車は進入禁止で他の道を行かなきゃならない。直進するしかない。
フライトロードの高架を潜る。
棲真寺への道の案内があるが、行くのはやめておこう。下って、へとへとになる登りが続いているのだよ。君子危うきに近寄らず、このまま真っ直ぐな登り坂を行ったほうが間違いがない。
この登り坂、真っ直ぐな道なんだよ。自転車を下りて押して歩く、どこまでもどこまでも押して歩く。いやぁ、長いなぁ。途中、棲真寺からの道が合流してくる。
向用倉農業公園が見えてきた。農業公園の門前が最高地点なのだ。農業公園に入ってみる?いいや、全然その気にならない、パスしよう。
編集が終わりました。
新しいページをアップしています。
これは一部分の抜き書きです。
全体の姿は下のURLからお出でください。
http://sherpaland.net/bike/2024/bike-240517-mhr_daiwa2/bike-240517-mhr_daiwa2.html
「魔女の笑窪」大沢在昌 文芸春秋
魔女シリーズの第1作目です。
ヒロインは水原、この巻では下の名前を明かしていない。実は、水原さえ仮の名前かもしれない。
第1章から第10章までの連作短編小説集。
と、思っていました。
読んで行くうち、作者の構想が分かってきます。
これは復讐譚だ。売春の島への仕返しのお話しなのだ。
浪越島は九州の島、そこは娼家の島、そこで娼婦として過ごして、延べ何千人もの客を取る。
脱出したのだ。
水原の現在の職業はコンサルタント、そして投資業、もちろん裏稼業。
筋肉技は使わない。女の技と読みと知恵で世の中を渡っているのだ。
題名の魔女の笑窪に深い意味はない。
第1章のタイトルが魔女の笑窪で、それを本の題名に採用したのだ。
「台北アセット」今野敏 文芸春秋
サブタイトルに、公安外事・倉島警部補
このシリーズ全部読んでいます。
後輩の西本がゼロの講習から帰ってきた。
台湾で日本の会社の台湾法人がハッカーに潜入されたと聞き込んだ。
公安総務課に作業にすると申し込んだ。
相棒に西本を申請した。
作業にすると決定した。二人は台湾に飛んだ。
台湾法人のハッカーへのバリアが述べられます。ここは興味の惹かれるところ。
サイバー防衛の技術者が殺された。
台湾警察から排除されそうになる。
台湾の公安部門からの後押しもある。ここは台湾警察の部門間のせめぎあい。
今回、倉島警部補は生きるか死ぬかの攻防があるわけじゃない。
ロシア相手のような筋肉警察(撃ち合い・乱闘)はなくて、頭脳警察だけのお話しなのだ。
やっぱり、筋肉警察の要素もあってほしいよなぁ。
アセットとは会計用語では資産。警察用語では別の意味、公安の用語だから分かるでしょ。
ゆるやかな道を進めば、山の中に入って、東広島市豊栄町との境界になる。
このあたり、大和町も含めて、美辞麗句・美称の自治体名が多いのだよ。豊栄町、福富町、三和町。今は覚えたが、最初は混ざって取り違えてばかりいた。
近隣の河内町、本郷町、久井町など、昔からの地名に支えられて誇っているでしょ。
椋梨川の渓谷を下りて、和木の交差点まで戻る。
交差点の北側角の二軒が凄かったのだよ。長い年月無住で瓦は落ち壁も落ちて危険だったのだよ。今は廃屋は取り壊されて更地になっている。堪り兼ねて公費でやったのかなぁ。
ここは左折して国道432号線に乗って進んで行く。世羅へ、庄原へと進んで行くのだ。
道は自転車を下りて押して歩くほどの傾斜ではない。どこまでもジワジワ登り傾斜で、こたえるよねぇ。
道脇の歩道が幅広くなってくる。自転車道なのだ。この先に中学校があるので、自転車を通学に使うべく歩道の道幅を広げたのだ。その分、車道には自転車のスペースはなくなってしまった。
中学校の正門の前で幅広の自転車道は解消する。
ここからはほぼ平坦な道が続いている。
この道で中学生に自転車勝負を挑まれたことがある。いっぺん抜くとムキになって抜き返してきた。ここは勝ちを譲ったよ。譲るというより、中学生の馬力が優ったのだね。ガンバレヨォ。
編集が終わりました。
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これは一部分の抜き書きです。
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「アガタ」首藤瓜於 講談社
ヒーローヒロインがなかな見つけにくい。
最初に登場するのは桜端道、彼は雇われスタッフ、コンピューター技術者。
上司の鵜飼縣(あがた)見かけはコスプレイヤーのようだが、実は警視。
お話し変わって殺しの現場、女子大生の美術学生が殺された。
文学部出の東大生、青木一はノンキャリア身分で警視庁に就職した。
頼りないけど、一生懸命、捜査に専念している。
さては、青木が主人公か。そうでもない、実は鵜飼縣がヒロイン。
ITを駆使して、真犯人を探り当てる。
副産物として大物もヒットさせる。
本の題名はアガタ、ヒロインは最初から打ち出してある。
縣とは太古の姓名、縣(あがた)連(むらじ)などなど。
姓に使用する言葉なのに名前に使うとは意外な使い方、しかも、女の名前に使うとは!
これほどのキャラクターを創ったんだもの、シリーズ化を希望します。
「クスノキの番人」東野圭吾 実業之日本社
直井玲斗はクスノキの番人になった。
勤務先の機械を盗み、警察に捕まったのだ。
知らない親戚が手を回し、示談に収めてくれたのだ。
番人を断るわけにはいかない。
雇ったのは、玲斗の母の姉、柳澤家の年老いた女主人なのだ。
クスノキの番人の仕事は、依頼者が祈念をクスノキに託するのを世話することなのだ。
依頼者は、深夜、クスノキに念を届ける、あるいは、念を受けるのだ。
段々と、玲斗は成長し、祈念の依頼者と繋がることもある。
おばの信頼も得るようになった。
実に収まりのよいラストで、このようでなきゃならんよねぇ。
今の世のお話しだろうけど、大正や昭和初期でも似合う雰囲気のお話しなのだ。
「魔女の後悔」大沢在昌 文芸春秋
魔女の笑窪(2006.1)魔女の盟約(2008.1)魔女の封印(2015.12)のシリーズ最新です。
前作は読んでいません、シリーズ初読みです。
表紙カバーの袖に主な登場人物が出ています。
常にこれと引き比べないと、読むのに迷子になる。
京都の庵主さんに命じられて、中学生の女の子を庵主まで連れて行く。
その子が帰りに誘拐された。
庵主に取り戻すよう依頼を受けた。
裏事情があります。
韓国で詐欺事件があり、2兆ウォン=2千億円が絡んでいるのだそうな。
韓国情報局、韓国の軍事会社、日本の外務省、警察が組んずほぐれつのお話しです。
あまり深く考えちゃいけない。するすると読み流すのが最適です。
魔女の後悔、何を後悔したのでしょうね。軽い後悔か深い後悔か、そこは深く考えないこと。
4月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2785
ナイス数:113
姥玉みっつの感想
麻生の町家にお麓の長屋がある。名主の書き役を請け負い、暮らしを立てている。そこへ幼馴染のお菅が転がり込んできた。結局、同じ長屋に住まいした。続いて幼馴染のお修が同じ長屋に転居してきた。お麓の平安な日々は二人に掻き乱されることになった。偶然、母娘の行き倒れに出会った。母親は亡くなった。女の子が残り、二人のお節介でお麓が引き取ることになった。表紙の絵を見てください。紙に書き物をしているのがお麓、その隣に女の子。飯屋で働いている姿がお菅、めかした格好がお修。女の子は口がきけない。姥のお話しから幼子の話に変わる。
読了日:04月25日 著者:西條 奈加
書いてはいけない――日本経済墜落の真相の感想
[ジャニーズ事務所][ザイム真理教][日航123便はなぜ墜落したのか][日本経済墜落の真相]ジャニーズ問題、マスコミの目つむりを糾弾している。ザイム真理教、同じことを語っても、高橋洋一は端的に語る、森永卓郎の語りは印象が薄い。日航123便、自衛隊のミサイル訓練の流れ弾に当たったのだ。日本経済墜落の真相、日航123便でボーイング社に泥を塗ったので、米国から仕返しされたのだ。で、それからは、米国からは構造問題を常に突き付けられてきた。ここから先の内容が巨大なのだが、字数制限がある。ここは自分で読んで内容を理解
読了日:04月21日 著者:森永 卓郎
江戸の夢びらき (文春文庫 ま 29-4)の感想
江戸の芝居町に人の男の子が生まれた。真っ赤な姿で生まれてきた、と海老蔵と名付けられた。顔立ちがよろしいと役者になった。市川段十郎と名付けられた。のちに、市川團十郎と名前を改めた。市川團十郎が売れ出して、大名題になる。荒事という芸風を生み出して当たりを取る。語り口が痛快なんですよ。会話ではなく、地の文が講談の語りさながら、目は字を追っているのだが、口でもつぶやいてリズムを取っております。そんなこんなで、なかなかページが進まない。さすがに松井今朝子、歌舞伎を小説にするならピッタリです。ほめているのだよ。面白い
読了日:04月19日 著者:松井 今朝子
一日署長の感想
ヒロインは五十嵐いずみ、警視庁に入った。最初の配属先は資料室、上司もいない、同僚もいない、前任者から引き継ぎを受けた。仕事は段ボールの中の資料をパソコンに入力することだ。資料を入力していると、異変が起きてきた。1985年の北両国署の事件、放火殺人事件だった。シュィィィィンとパソコンが鳴ると、いずみは北両国署の署長室にいた。署長の姿に成り代わっていた。いずみは署長の姿で捜査を指揮し、真犯人を挙げた。いずみは元の姿に戻って、資料室の中にいた。このように、時間空間を越えて署長に変身するケースが5篇の短編小説です
読了日:04月11日 著者:大倉 崇裕
呪護 (角川文庫)の感想
このシリーズの最新作に[脈動]があります。それを読んで遡って「呪護」にたどり着きました。玄妙道の池垣亜紀、高校生。鬼道衆の鬼龍光一、奥州勢の安倍孝景、お祓い師。警官富野もトミ氏といって術を施す家系なのだそう。玄妙道と真立川流の術をめぐる戦いです。東京には平将門、天海僧正の二重の結界が施されている。真立川流の陰謀で結界が破られそうになっている。ほら、地震が迫っている。台風が近寄っている。今野敏、実に楽しそうにお話を展開しちる。これは作家のレクリエーションなのだ。題名からして、いかにもオカルト、どこがオカルト
読了日:04月08日 著者:今野 敏
県警の守護神: 警務部監察課訟務係の感想
警察小説新人賞第二回受賞作品。某県警に競輪選手上がりの女子が入った。初任地でパトカー出動があった。バイクが転んだので救けに行った。後続車に轢かれて瀕死の重傷を負った。バイクの少年の母親から県警が訴えられた。取り扱うのは、警務部監察課訴務係、荒城巡査長、裁判官から警察に転職してきたのだ。第1部では、丸山弁護士との攻防、裁判は示談に持ち込んで解決するんだけど。荒城の訴訟戦術は、嘘をつけ、これは民事事件だ、裁判長には上手な嘘をついたほうが勝ちなんだ。第2部、ピストル発砲事件、これもきれいに、いえ、汚く丸め込めま
読了日:04月07日 著者:水村 舟
非弁護人 (徳間文庫)の感想
宗光彬は検事だ。担当する裁判で負けた。派閥争いに巻き込まれて収賄で懲役となった。弁護士資格を失った。宗光は非弁護人としてヤクザをクライアントにして仕事するしかなかった。パキスタン料理のコックの息子、マリクに3300円で雇われた。友達の韓国人のアン・ソユンの姿が消えた、探してほしい。これが始まりで、大量の行方不明者がいることを掴んだ。ヤクザ食いと言うことで、東西のヤクザの大立者に事情を明かした。やめたヤクザで行方不明者のリストが欲しい。宗光の戦いが始まった。表紙の顔はデスマスク、これがお話しのキーになるのだ
読了日:04月05日 著者:月村了衛
脈動の感想
警視庁の結界が破られた。そのせいで、不祥事が頻発する。不祥事と言うな、こういう場合は非違行為と言うんだよ。富野輝彦は警視庁本部の巡査部長だ。結界が破られたならもう一度結界を張らねばなるまいて。玄妙道の池垣亜紀、高校生なのだ。鬼道衆の鬼龍光一、奥州勢の安倍孝景、お祓い師なのだ。他に陰陽師本家の萩原兼隆も参加する。警官富野もトミ氏といって術を施す家系なのだそうな。勢ぞろいするまでがハイライトで、結界を張り直す作業はあっという間に終わってしまう。結界を破ったヤカラは意外に小者で、たいしたことはない。そんなお話し
読了日:04月02日 著者:今野 敏
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