アガタ
「アガタ」首藤瓜於 講談社
ヒーローヒロインがなかな見つけにくい。
最初に登場するのは桜端道、彼は雇われスタッフ、コンピューター技術者。
上司の鵜飼縣(あがた)見かけはコスプレイヤーのようだが、実は警視。
お話し変わって殺しの現場、女子大生の美術学生が殺された。
文学部出の東大生、青木一はノンキャリア身分で警視庁に就職した。
頼りないけど、一生懸命、捜査に専念している。
さては、青木が主人公か。そうでもない、実は鵜飼縣がヒロイン。
ITを駆使して、真犯人を探り当てる。
副産物として大物もヒットさせる。
本の題名はアガタ、ヒロインは最初から打ち出してある。
縣とは太古の姓名、縣(あがた)連(むらじ)などなど。
姓に使用する言葉なのに名前に使うとは意外な使い方、しかも、女の名前に使うとは!
これほどのキャラクターを創ったんだもの、シリーズ化を希望します。
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