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2024年5月15日 (水)

魔女の笑窪

「魔女の笑窪」大沢在昌 文芸春秋
魔女シリーズの第1作目です。
ヒロインは水原、この巻では下の名前を明かしていない。実は、水原さえ仮の名前かもしれない。
第1章から第10章までの連作短編小説集。
と、思っていました。
読んで行くうち、作者の構想が分かってきます。
これは復讐譚だ。売春の島への仕返しのお話しなのだ。
浪越島は九州の島、そこは娼家の島、そこで娼婦として過ごして、延べ何千人もの客を取る。
脱出したのだ。
水原の現在の職業はコンサルタント、そして投資業、もちろん裏稼業。
筋肉技は使わない。女の技と読みと知恵で世の中を渡っているのだ。
題名の魔女の笑窪に深い意味はない。
第1章のタイトルが魔女の笑窪で、それを本の題名に採用したのだ。

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